熱海土砂崩れ

熱海土石流の原因は盛り土だった!「めざまし8で専門家が指摘」

熱海土砂崩れ

7月3日に発生した熱海伊豆山の土石流。

台風でも地震や火山の噴火でもなく土石流が発生したのは、なぜなんでしょうか。

原因は盛り土だったと、7月5日放送のフジテレビ「めざまし8」で専門家が語りました。

詳しく紹介しましょう。

 

めざまし8で専門家が語る

7月3日に発生した熱海伊豆山の土石流。

被害棟数130棟、救助された方23人、避難している方554人。

4人の方が犠牲となり、住民基本台帳をもとに連絡の取れない113名の方の捜索が続いています。

地震でも火山の噴火でも、台風でもなかったのに、熱海市伊豆山で土石流が発生しました。

「人災ではないのか」といった声が大きくなってきています。

そんな中、7月5日放送のフジテレビ「めざまし8」で、土石流に詳しい東京農工大学の石川名誉教授が、原因について鋭い指摘をしました。

 

地形的には土石流が発生しやすい地域でした。

まずは、地形的に土石流が発生しやすい地域であったと指摘。

確かにハザードマップで色が塗られた地域で土石流が発生しています。

続けて次のように指摘しました。

土石流の起点となったところで崩壊が起き、崩れたところに山が溜めていた水が集中し、それが崩れたり、溜まっていた土砂が崩れるなどして、2波、3波と土石流が押し寄せました。

土石流の起点では幅100m、深さ10mで土砂崩れが起き、2kmに渡って流れました。

地元の人は

人災のほうが強いのかな。
山を切り開いて、土を入れていたので、その土がごっそり流れたのではないか。

atamidosya-kiten

静岡県の川勝知事は、盛り土の土がほとんど流れ出たと記者会見で言っています。

土石流の起点の映像を見た石川名誉教授は、次のように言っています。

木を伐採すると保水力がなくなる。木を伐採すると水が土に染み込みにくくなる。
赤土と黒土の断面が縦なのは不自然。
通常、水の吹き出し口は斜面の下のほうになる。

 

静岡大学の牛山教授は

避難指示が出ていなかったことに対して

非常に判断の難しい条件だった。
今回は短時間に多くの雨が降ったわけではなく
2日から3日にかけて長時間の降水量が
大きくなった振り方だった。

応用理学技術士の稲垣さんは、

盛り土が土石流の要因になったと指摘。
今回崩れた土砂は礫(れき)がないので盛り土と断定できる。
盛り土は元の地質と比べて強度が弱く、水分を多く含みやすい。
水分を抜く措置がされていないと、水分が多く含まれることによって、崩壊の速度が速く被害が広がりやすい。
盛り土はまだ残っているようなので、また崩壊する恐れがある。

盛り土の崩落が土石流の引き金になったとの見方をしています。

日本は山が多いので、宅地開発をする必要があるでしょう。ただ、安易な木々の伐採や造成は災害の要因となります。

静岡県の記者会見

静岡県・川勝平太知事

盛り土部分がほぼ全部土石流とともに流されていたことが明らかになった。
崩落との因果関係はまだ明確ではない。
この点について今後検証する。

 

静岡県・難波喬司副知事

開発の影響は正直あると思います。 ただ今やるべきことは原因究明ではなくて捜索活動の安全確保ですので、原因究明はその次だと思っています。 ただ現場に入ってみていますので原因はかなり分かってきていますが、あまりそれをあいまいな形で言うべきではないので

県知事は盛り土と土石流の関係を認めたくなく、副知事のほうが盛り土との関係を認めているように感じられます。

開発許可を出したのは、知事ですので、きちんと原因解明をする責任があります。

 

盛り土ではない「産廃残土」との現地の声

専門家は、土石流の原因を盛り土であると指摘していますが、これは

もともとの地層の土ではない

との意味で盛り土と言っています。

しかし、現地からは、この土は造成のための土砂ではなく、建設残土産廃残土だったのではないかと指摘する声がたくさん聞かれます。

 

造成のための盛り土であれば、土砂崩れが起きないような対策が施されていたのか確認が必要です。

建設残土や産廃残土ならば、許可を得て土を入れていたのか、不法に投棄されたものなのか、このあたりも調査が必要となります。

開発許可も産廃土砂の運び入れも知事の許可が必要になりますので、知事の許可が適切に行われていたのかの検証も必要です。

過去に広島でも、土石流が発生しました。この時も山間部にも宅地を作ったことが土石流の要因だったのではないかと指摘されました。

専門家が熱海の土石流は、広島の時よりも不自然、人為的なものの影響が高いと指摘しています。

全容の解明には時間がかかりそうですが、因果関係をはっきりさせる必要があります。

雨の季節はまだ続きます。似たような地形のところは日本各地にあります。土石流の原因を解明し、都市計画の見直しに結びつけることが必要でしょう。

シマリスの新聞斜め読み

コメント

タイトルとURLをコピーしました