私は「島あっちぃ」という沖縄県民限定のツアー参加に当選したので、伊江島へ行く予定にしていました。
しかし、緊急事態宣言の延長により、ツアーが中止となってしまいました。
私は集合時間に間に合わないため、本部港近くで前泊する予定にしていたので、気持ちを切り替えて本部(もとぶ)をめぐってみることにしました。
初めて訪れた備瀬フクギ並木は、とても美しい癒しの空間でした。
本部町とは
本部町(もとぶちょう)は本島北部、本部半島にあります。
美ら海水族館が有名ですが、見どころは水族館だけではありません。海も山も素晴らしいところです。
市町村によって街並みも雰囲気も変わるので、沖縄の人々の郷土愛の強さが良くわかります。
写真は泊ったコンドミニアムから撮影した朝の風景。電線が邪魔ですね。
フクギ並木に行ってみました
私はあまり下調べをせずに本部町に来ました。朝早くに行けて、密にならないところを探して、備瀬のフクギ並木に行きました。
私は「フクギ並木」の名前から1本道だと思っていました。実際は防風林、防潮林のためにフクギを植えられた”集落”でした。
縦横にフクギ並木が広がっています。常緑の丸みのある葉っぱが美しいです。
至る所に「順路」の表示があります。これを興ざめと感じる方もいるでしょうが、暮らしている方や私有地と住み分けを図っているのだと思いました。
フクギがびっしりと植えられているので、陽射しもいい感じにさえぎられています。吹き抜ける風が心地よく、癒しの空間を満喫することが出来ました。
集落のところどころに、カフェ、雑貨のお店、ゲストハウスなどがあるのも面白いです。
私が訪れたのは朝早かったので、どこも開いていませんでしたが、人とほとんど会わなかったので、素敵な空間を独り占めした気分になりました。こんな素敵な空間を大勢でぞろぞろ訪れるほうが野暮だと思います。
備瀬のフクギ並木はたくさんの小道があるのに、ゴミひとつなく、とてもキレイです。ほうきの目が新しいので地域の人々がこの地を愛し、常に手入れをされていることがよくわかります。
ここはフクギ並木の向こうに伊江島が見えます。フクギが額縁のような働きをしていて、とても幻想的です。
フクギ並木の向こうは備瀬の海!
フクギ並木を抜けると備瀬の海が広がっていました。青く澄み切った空が美しいです。
伊江島が良く見えます。なんとなく、タッチューに見守られているような気分になりました。
2月とは思えないほど、海の青さが美しいですね。季節はずれなので、ほとんど人がいませんでした。ただ海岸沿いを歩くだけで、心が浄化されていきます。ビタミンのように、海を補給するのは大切なのだと感じました。
備瀬フクギ並木へのアクセス
沖縄道許田(きょだ)ICから58号線を経由、本部町方面へ45分くらい。
美ら海水族館からも近いので、合わせて訪れてもいいでしょう。
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬
入場料:なし
駐車場:あり
歩きやすい服装で、少人数で訪れることをオススメします。