Twitterで「オリオンハッピーパークの見学が有料になった」のツイートを見たことがきっかけで、友人と見学に行くことにしました。
ずっと前から行きたいと思っていましたが、なかなか実現できず、ついに念願が叶った工場見学となりました。工場見学&試飲の様子をご紹介しましょう。
「オリオンハッピーパーク」に到着しました
友人とバスに乗って「オリオンハッピーパーク」に到着しました。車で行ったらドライバーは飲めませんからね。一緒に飲みたかったのでバスです。
工場見学はあらかじめwebでの予約が必要です。私たちは13:30で予約しましたが、ギリギリ13:00の回に繰り上げることも可能と案内があったので、13:00に変更していただきました。ただ、この判断が正解だったのかどうか、ちょっと疑問が残りました。
見学料大人500円(当時の料金です。24年10月から1,000円に変更。)を支払い、お酒が飲める or ハンドルキーパーなどお酒を飲まないのバッチを受け取り、いよいよ工場見学へスタートします。
オリオンビールの工場見学
おいしいビールが出来るまでは、原料・粉砕→仕込み→発酵→貯酒→ろ過→瓶詰・缶詰・樽詰→製品検査→出荷 となります。
こちらがおいしいビールの原料、左がモルト(麦芽)で、中央がホップの模型で、右がオリオンビールで使われているペレット状のホップです。匂いを嗅がせていただくことが出来ました。ホップがビールの香りそのものでした。
こちらは仕込み釜です。窓ガラス越しだけでなく、中に入ることが出来ました。稼働していなかったので温度もそれほど高くなく、ほのかに麦の香りがする程度でしたが、稼働するとサウナのような高温となり、麦の香りで充満するそうです。
稼働していると、ここから麦汁(ビールの素)が見えます。
窓ガラス越しに貯酒タンクが見えました。
冷却した麦汁に酵母を加え、貯酒タンクの中で発酵させます。とても大きなタンクで「350ml缶を1日1本飲んだとして、飲みきるまでに1500年かかるほどの量が入っている」と説明してくださいました。
発酵の様子は映像で紹介されました。写真が失敗しましたが、右側には「75−0140」と発酵番号が書かれています。これは「ナゴ−オイシイオリオン」の語呂あわせなのだとか。
「75Beer」の語呂合わせの発想も、以前からあったのかもしれませんね。
工場では瓶詰と缶詰と樽詰の3種類が生産されています。
瓶詰の様子。工場の中に人の気配がしません。ほとんどの工程が機械化されているのですが、最終的なチェックは”人間の目視”だそうです。熟練の技が必要そうですね。
缶詰のラインです。たくさんのオリオンビールがすごいスピードで流れていきます。
「1分」と書かれた壁は、1分間でこれだけの量の缶を詰めることができるという意味で、その数1,200缶だそうです。このスピードが必要なくらいオリオンビールが愛されているのですね。
またオリオンビールはアサヒビールと提携したので、スーパードライもオリオンビールで生産されています。
オリオンビールはリサイクルにも力を入れていて、ビール粕を肥料にして大麦を生産するなど、循環型社会を目指しています。瓶や樽はチェックして洗浄し再度ビールを詰めています。破損してしまった樽やビールケースなどは他の物へリサイクルしていると伺いました。
ただ、工場見学のエリアに案内してくださった方は早足で見失いそうになり、説明してくださった方は熟練されていたのでしょう、とても早口でした。工場見学の間が詰まっているので長引くわけにいかないのでしょうが、もう少し落ち着いて説明を伺いたかったです。
オリオンビールの社名の由来やロゴマークの意味も説明して欲しかったですね。
いよいよ試飲コーナーへ!
40分くらいの工場見学を終えて、いよいよお楽しみの試飲タイムです。
お土産コーナー。右側に試飲コーナーがあります。
お酒を希望する方は最初の1杯めは”出来立てのオリオンドラフト”がグラスで飲めます。ビアナッツも頂いたので、食べながら飲みました。やはり出来立てのオリオンドラフトは格別です。お酒を飲まない方はノンアルビールかソフトドリンクが頂けます。
試飲タイムは20分で、おかわりを希望する場合は、バッチと引き換えに、こちらから選んだ缶入りのものを飲むことが出来ます。
私はプレミアムを選びました。以前、飲んだこともありますが、ハッピーパークで飲むと一層おいしい気がしました。
アンケートに答えて缶チューハイもお土産に頂きました。
以前の試飲コーナーはレストランも併設していましたが、今はレストランは稼働していないので、飲み足りない方は別途お店を探してください。レストランは是非、復活して欲しいと思います。
まちやぐゎの再現コーナー
こちらは昭和40年代の「まちやぐゎ」(商店の意味)を再現したオブジェです。
立ち入りが出来なくなっていましたが、オリオンビールの創業当時は、小さな商店に社員が一軒一軒回り、販路拡大に努めたという歴史があることから、オブジェが作られたのだそうです。
工場見学をされていた方は、ご家族連れや海外からの旅行者の姿も多く見られました。英語の説明ファイルが渡されていたので、わかりやすそうでした。
念願のハッピーパーク見学は、思いがけず内容盛りだくさんのツアーになりました。この話は別記事にしますね!
オリオンハッピーパークの基本情報
住所:名護市東江(あがりえ)2-2-1
TEL:0570-00-4103
工場見学時間:9:30~17:15の間、1日10回 所要時間:1時間くらい
定休日:日、月 ←変更になりました
工場見学の予約はwebが便利です。