沖縄情報

沖縄のサクラは南下します

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温かい季節が長い沖縄県。沖縄ではサクラの開花も平年が1月の初旬と全国で最も早いのです。

沖縄ではソメイヨシノは咲かないので「ヒカンザクラ」が咲きます。観測も「ヒカンザクラ」です。

沖縄のサクラは南下するってご存じでしたか?

沖縄の桜前線が南下するワケ

ヒカンザクラの開花には「休眠打破」というメカニズムが必要で、一度寒さを経験する必要があります。

沖縄は温暖な気候のため、寒さが足りず、先に寒くなる北の地域から開花が始まります。

そのため、北部からヒカンザクラの開花が報じられ、だんだんと私の住んでいる那覇などの南部も開花していくのです。

植物は一度寒さを感じないと咲く時期がわからないメカニズムらしく、沖縄でチューリップを植える時は一旦、冷蔵庫で冷やすって話も聞いたことがあります。

開花宣言に使われるヒカンザクラの標準木は那覇市の末吉公園にあります。

末吉公園

TVニュースの開花宣言を聞いて北部の桜の名所に出かけると見頃を逃してしまうこともあります。

25年はヒカンザクラの1/5の開花宣言から寒い日が続いたので、まだ見ることが出来ます。

沖縄のヒカンザクラをご紹介します

沖縄では「桜まつり」は開催されますが、県外のように桜の木の下でゴザを敷いてお花見はしません。私はお花見をするには寒すぎるからだと思っています。

過去に私が撮ったヒカンザクラの写真をご紹介しましょう。

ヒカンザクラ

24年の12月に末吉公園で見つけました。あまりに早いので「サクラじゃないかも?」と思ってしまいました。

以下は以前撮影したヒカンザクラの写真です。

サクラの名所のひとつ与儀公園で撮影しました。与儀公園では桜祭りも開催されます。

八重岳のヒカンザクラ

八重岳

那覇にはあまり大きなヒカンザクラはありませんが、八重岳に行くと大きなヒカンザクラの並木があって、ウットリしました。

ヒカンザクラは花びらが散らずに花が丸ごと落ちます。この辺りもお花見をしない理由のひとつかもしれませんね。

 

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