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那覇市首里「知念製菓 四季彩」はおいしい和菓子のお店だった

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沖縄は和菓子のお店が少ないです。

ちょっと前まで、どら焼きや大福などのアンコもののお菓子は、あまり人気ないと言われていました。コンビニやスーパーに並ぶようになったのも、つい最近の印象です。

ですが、和菓子屋さんも探せばあります。今日は、ローカルテレビ番組の「こきざみぷらす」と「Aランチ」でも取り上げられた「知念製菓 四季彩」へ行ってきました。

「知念製菓 四季彩」はこんなお店

「知念製菓 四季彩」は首里駅から首里城側ではなく、住宅地にあります。

落ち着いた佇まいで、ちょっと高級そうに感じられます。

ですが、店内に入ると、高級な和菓子だけでなく、大福やシュークリームもあります。
私は茶道クラブ出身なので、ガラスケースに、ずらっと並んだ和菓子を見てテンションが上がりました。

店内はこぢんまりしているので、混雑してる場合はドアの外で待ってください。

「知念製菓 四季彩」の和菓子の実食です

悩んで4つ購入しました。「知念製菓 四季彩」は持ち帰りのみのお店なので、家に帰ってから食べることにしました。

うぐいす餅

鳥のうぐいすをモチーフにした定番の和菓子ですが、最近は、なかなか見なくなりました。
「四季彩」で、うぐいす餅を見つけたので、急いで購入しました。

食べてみると、今までに食べた食感と全然違うんです!まわりは、お餅じゃなくて、求肥かな?プルプルの食感がとてもおいしかったです。

さくら餅

春先なので、さくら餅もありました。

関西風の道明寺ですね。沖縄で道明寺を販売しているとは驚きです。中身は上品なこしあんで、桜の葉に包まれているので、ふわっと桜の香りがして、春を感じられました。

くずざくら

くずまんじゅうなど、葛を使ったお菓子は気温が低くなると固くなってしまうことと、透明なので、内地では夏のお菓子とされています。

沖縄は気温が高いことを考慮して、「四季彩」のオリジナルのお菓子として作られました。

ぷるぷるで滑らかな食感の葛に、さくらあんが包まれていて、桜の花の塩漬けがトッピングされています。桜の花の塩漬けの塩味が、程よい甘さのさくらあんを引き立てています。

花明り

上生菓子とも呼ばれる練切(ねりきり)は、お茶席でも食べられるお菓子です。季節に合わせて作られるので、15日くらいで入れ替わります。

練切は季節を先取りするのがポイントですが、バレンタインデーに合わせた”恋心”というのもあって、遊び心がいいですね。

「花明り」の中からうつるピンク色が控えめでいいですね。中身のこしあんは、丁寧に作られているので、しっとりしています。程よい甘さなので、しつこく感じません。

お抹茶との相性は間違いないのですが、煎茶や紅茶、コーヒーともおいしく食べられます。

沖縄でアンコものに人気がなかったのは、昔は小豆が入手しづらかったので、金時豆が使われていたために、小豆に馴染みがなかったと考えられます。おいしいことがだんだん広まってきたのでしょう。もっと気軽に和菓子を食べて欲しいなと思います。

「四季彩」のお菓子はどれもおいしくて、茶道教室を開こうとしている友人に、急いで教えたくなるお店でした。

追記・秋の「知念製菓 四季彩」を訪れました

久しぶりに「知念製菓 四季彩」を訪れました。以前は春にお邪魔しましたが、今回は秋だったので、秋のお菓子はどんな感じかなと楽しみにしながらお邪魔しました。

「実りの秋」(みのりのあき)

実りの秋

秋らしい煉切ですね。中身は小豆こしあんです。少し季節を先取りしている見た目の美しさとほのかな甘みがおいしいです。

冷やしみたらしだんご

冷やしみたらしだんご

冷たいみたらしだんごです。これなら和菓子に馴染みのない方も食べやすそうですね。みたらしの餡が緩いせいか味が濃かったので、餡を濃くして味を薄くした方が焦げっぽい感じがなくなるかも…と思いました。

おまけ

おまけに頂いたハロウィンの袋

スタッフの方が「お求めくださったお客様にお配りしています。」とハロウィンモチーフの袋を頂きました。

かわいらしくておいしかったクッキー

開けてみるとクッキーでした。和菓子屋さんでハロウィンって、この自由さがとても素敵です。

「四季彩」へのアクセス

首里駅から石嶺向けに進み、首里コープの先、首里高校野球場の向かいの脇道を右折して、すぐ右側です。

住所:那覇市首里石嶺町2-260-1

TEL:098-884-3813

営業時間:8:00~17:00

定休日:日曜日


当蔵店には「知念製菓」の暖簾が掛けてあります。どちらも気軽に本格和菓子が購入できます。

普段のお茶うけだけでなく、お祝い事にもピッタリです。

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