Yumixことユミは出かけるとつい、おいしいお店を探してしまいます。
ネタ元はテレビや新聞、雑誌、ネットや友人知人から教えてもらうこともあります。
実際にお邪魔してみて、ホントにおいしいと、しあわせを感じます。
今日は那覇市泊の「とまり食堂」にお邪魔してきました。
「とまり食堂」はこんなお店
「とまり食堂」の外観
「とまり食堂」は2019年11月にオープンしました。
入り口の左右に書いてある絵がかわいいです。
開店当初はたくさんのメニューがあったようですが、新型ウイルスが広がってからは「玉那覇味噌」と「宇那志豆腐」にこだわって、厳選されたメニューを提供するようになりました。
オーナーの女性は、恥かさー（恥ずかしがり屋）だけど、人懐っこいと言う、うちなんちゅー（沖縄県民）らしい方です。
恥ずかしがり屋で人懐っこいって、”沖縄あるある”なんです。
オーナーさんから頂いた名刺には「沖縄食堂普及振興会」とありました。伺ってみると会員はオーナーさんおひとりで、どんどん減ってしまう食堂を残念に思って、あえて「食堂」をオープンし、ささやかな文化の発展を目指しているとのことでした。
オーナーさんのユニークさが垣間見えますね。
「とまり食堂」の店内の様子
お店の奥から写真を撮ったので左右が逆です
ドアを開けて、左側に厨房があり、右側にテーブルが4つほど。
矢印の先にお座敷があります
なんと奥にはお座敷もあるのです。
店内に入るとメニューが貼ってありますので、先に注文をする仕組みです。
「とまり食堂」のメニューは3種類
メニューは王朝みそ汁定食、ゆし豆腐定食、タコライスの3点です。私は王朝みそ汁定食(1,100円）をお願いしました。
案内していただいたテーブル席で待っていると、カウンターに置かれた小さな画面で、とまり食堂が紹介された時のテレビ番組が流れていました。
こそっと流してるところが、恥かさーらしいところなんでしょうね。
王朝みそ汁定食を食べてみました
少しだけ待って、みそ汁定食が運ばれてきました。
「とまり食堂」の王朝みそ汁定食
一汁七菜と貼ってあったチラシに書いてありましたが、すごいボリュームです。沖縄ではみそ汁はおかず的な位置づけなので、大きな丼にたっぷり入っているのが普通です。とまり食堂のご飯はじゅーしーでした。
みそ汁には、あの玉那覇味噌を使っています。玉那覇味噌は首里の水を使った老舗の味噌メーカーで、スーパーでも購入できます。久茂地には玉那覇味噌を使った「味噌めしや まるたま」があり味噌づくしの料理のお店もあります。
私も家で玉那覇味噌を使っています。
みそ汁の具は、島豆腐、大きなソーキ、大根、ニンジン、葉野菜、昆布など。季節によって具材が変わるとのことで、宝探し気分でお箸で探ってしまいました。大きいままの具材を軟らかく煮るのは手間がかかると思いますが、どれも味が染みていておいしいです。
なんとなく、玉那覇味噌の味は、子供の頃に親しんでいた味噌の味に近い気がするのです。私は東京出身なので、食べたはずはないのですが、昔ながらの製法を守っているからなのでしょうか。
島豆腐は宇那志豆腐店のものを使っています。旨味がぎゅっと詰まった豆腐でした。
七菜は、その日によって異なると考えられます。
王朝みそ汁定食には七菜が付いています
左上からサラダ、島豆腐、ゴーヤーのパスタ、
左下はモーウイの味噌和え、ソーキと厚揚げ、モズクの天ぷら
どれも味付けも食感も異なるので、食べていて楽しいのです。スタッフから「ご飯おかわりしてくださいね。」と声をかけていただきましたが、おかわりする前にお腹がいっぱいになりました。
お漬物とデザートもありました。金時豆を甘く煮てあるデザートは”あまがし”でしょうか？
「とまり食堂」のコーヒー
食後にはコーヒーも付いていたので、ホットコーヒーをお願いしました。私は食事の後にコーヒーが飲みたくなるので、とても嬉しいサービスでした。
感染拡大防止が求められる今は、夜の営業は2名以上の予約のみとのことです。夜はどんな感じなのか、お邪魔してみたいなと思いました。
「とまり食堂」へのアクセス
泊小学校と泊（東）交差点の間にあります。
住所：沖縄県那覇市泊1-18-4
TEL：090-2502-6532
営業時間：11:00～15:00（売り切れ次第 ）
定休日：土曜日、日曜日、祝祭日 （不定期で「親孝行の日」のお休みをいただきます）
※駐車場はありません。近くのコインパーキングを利用してください。
