那覇・新都心エリアで用事を済ませた私は行ったことのないお店でランチを食べようと考えました。
私が伺ったお店は「おもろダイニング山葵(わさび)」(以下「山葵」と記載します)です。
25年1月のブログに加筆して公開します。
「山葵」はこんなお店

佇まいも趣がありますね。

ディナータイムにひとりでお邪魔するのはハードルが高いですが、ランチタイムならフラっと訪れても大丈夫かなと思いました。

門と入り口の間には知足のつくばいが置かれています。京都の龍安寺にあるものが有名ですね。本物は水戸黄門が寄進したと言われています。
これは中央の水穴を「口」の字として共用し、「吾唯足知 (われ ただたるを 知る)」と読みます。「金持ちでも満足できない人はできないし、貧乏でも感謝の心を持てば満足できる」という意味です。

玄関を開けるとトンネルのようになっていて、とても幻想的です。
1Fはバリアフリーのテーブル席があって、2Fは和室があります。私は2Fに案内していただきました。って案内していただくまで2Fがあることに気が付きませんでした。

階段を昇って2Fへ行くと別世界で掘りごたつ式の個室が並んでいます。

私ひとりで個室を使わせていただくことにちょっと気後れしましたが、せっかくなので楽しもうと気持ちを切り替えました。
「山葵」でランチを楽しみました
ランチメニューはこちら。


上の二つは旬に合わせてメニューが変わるそうです。下の二つは定番メニューと案内していただきました。
私は鮟鱇を食べたことがなかったので、鮟鱇鍋(あんこうなべ)と天婦羅御膳をお願いしました。

お水とお茶の両方を出していただいたので飲みながら待っていると

すぐにまず鮟鱇鍋が運ばれてきました。ひとり分のお鍋が嬉しいです。出汁が煮立ってきたら、混ぜてくださいと案内がありました。
具材は鮟鱇だけでなく、あん肝、豆腐、水菜、にんじん、しめじ、麩など盛りだくさんです。
鮟鱇を食べてみると思ったよりもプルプルな食感が楽しかったです。驚いたのは出汁です。鮟鱇の旨味が溶けだしているのですが、他のどの魚の出汁とも違っていて旨味がたっぷりです。おいしかったので出汁も飲み干しました。

こちらが天婦羅御膳です。天ぷら、煮物、和え物、ご飯、果物などもありました。天ぷらは県外のサクサク天ぷらです。
煮物は薄味ですが、旨味がたっぷりです。和え物などは何気ないですが自分では作れないものだなと思いました。ボリュームもありましたが、おいしかったので完食しました。
素晴らしいのはお料理だけでなく、接客も素晴らしかったです。私が食べ終えた頃を見計らって店員さんが来られて「お水かお茶をお持ちしましょうか?」と聞いてくださったのです。私はお茶のおかわりをお願いしました。濃い目のお茶がお料理の締めくくりにふさわしかったです。
会食や接待などにも良さそうなお店の作りとメニューです。メンバーや食事の目的に合わせて予約すると良さそうです。
「山葵」の基本情報
住所:沖縄県那覇市おもろまち4-8-8
TEL:098-869-1401
営業時間:ランチタイム/11:30〜15:00 ディナータイム/17:30〜23:00
定休日:不定休

