沖縄には汁物がたくさんあります。みそ汁、牛汁、魚汁、イカスミ汁などなど。
暑い沖縄では冷たいものを食べたくなりますが、冷たいものを食べ過ぎると内臓から冷えてしまいます。
暑い沖縄で熱い汁物を食べるというのは、理にかなっているのです。
私はみそ汁とイカスミ汁くらいしか食べたことがありませんでしたが、「宮良そば那覇店」で、初めて「骨汁」を食べたので、ご紹介します。
「宮良そば那覇店」はこんなお店
「宮良そば」は浦添に本店があり、ホテルプレシアの2階にある那覇店は2号店になります。
ホテルの2階にある沖縄そば屋さん?と思ったので、ググってみると沖縄タイムスの記事が見つかりました。
本店は浦添市当山の国道330号沿い、1986年創業の老舗八重山そば店「宮良そば」だ。母から浦添のそば屋、父から那覇のホテル運営を継いだオーナー宮良信介さんが、2016年にビジネスホテルへ業態変更したホテルプレシアで、朝食を提供していた2階スペースで18年10月に「那覇店」を始めた。
引用:沖縄タイムス
なるほど。そういうわけで、ホテルプレシアの前には「宮良そば」の看板や幟があるのですね。
駐車場の先、こちらの入り口からエレベーターで2階へ行きます。
「宮良そば那覇店」の店内の様子
まずは券売機で食券を購入します。私のお目当て「骨汁定食(820円)」です。
食券をスタッフに渡し、番号札を受け取ったら好きな席で待ちましょう。
もとは朝食スペースだったので、フードコートのようなオープンな雰囲気です。
お水やさんぴん茶はセルフサービスです。子供用の取り皿などと一緒におしぼりと髪ゴムが置いてあるのは嬉しいサービスですね。
少しだけ待って運ばれてきたのがこちらです。
骨汁(ほねじる)とは、沖縄そばなどの出汁を取るときに使った肉つきの骨を、スープと野菜で煮込んだもののことです。「宮良そば那覇店」の骨汁は島豆腐とレタスが一緒に煮込まれていました。
私はもっと、骨をしゃぶるようにして食べなくてはならないのかと思って敬遠していましたが、じっくりと煮込まれているので、お箸でホロホロと崩すことが出来ます。骨に肉を残しているので、出汁ガラっぽさはありません。
添えられたショウガを入れるとキリっと味が締まりました。辛味噌を加えるとパンチの効いた味になります。
出汁を取った後の骨までも汁物にすると聞くと、ケチ臭いと感じるかもしれませんが、それだけ豚が貴重で、食の恵みに感謝して大事に食べたことがよくわかります。
冷蔵庫もなかった時代は、豚肉の保存も難しかったので、豚肉が食べられるのは時期が限られていたと思います。
思っていたよりもずっとゲテ物感はなかったので、「宮良そば」と言う名前なのに、そばよりも骨汁のオーダーが多いというのも納得です。他のお客様をそっと見てみると、ほとんどの方が骨汁を食べていました。
食べ終えると骨の山が出来ました。私は初めて食べたので、上手な食べ方ではないかもしれませんが、ボリューム満点でお腹いっぱいになりました。
売り切れてしまうこともあるそうなので、早めの来店が吉です。
デートには不向き?いや、このおいしさは是非わかちあって欲しいですね。
「宮良そば那覇店」へのアクセス
「宮良そば那覇店」は、若狭大通りの先、上之蔵大通りの少し中に入ったところにあります。天妃小学校より少し海側と言ったらいいでしょうか。
住所:沖縄県那覇市辻2丁目6−1 ホテル プレシア 2階
TEL:098-864-2111
営業時間:11:00~15:00
定休日:なし
駐車場:ホテルの駐車場が利用できます。