沖縄情報

沖縄移住には憧れるけれど実際どうなのって話

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私Yumixことユミは東京出身です。千葉県にも住んだことがありますが、東京で仕事をしていたので、東京で暮らしていた時とあまり変わらない生活でした。

私は、2011年の東日本大震災をきっかけに沖縄に引越ししました。22年の今は、私が移住して12年めとなります。今もSNSなどで「沖縄に移住したい」の書き込みを良く見ます。

では実際の沖縄移住ってどうなの?ってハナシを書きたいと思います。

なぜ沖縄に移住したいのか、モチベーションをはっきりさせる

美らSUNビーチ

沖縄に移住する理由は何でもいいと思います。

「美しい海が好きだから」「暖かく過ごしやすいから」「ダイビングでマンタに会えるから」「やちむんが好き」「エイサーが好き」などなど。

なんでもいいのですが、くれぐれも「逃げて」来るのはやめてください。

「イヤ」とか「嫌い」とかだけで沖縄に移住すると、「イヤ」や「嫌い」に目が行きやすくなります。

そして、
「沖縄にも私の嫌いなヤツがやっぱりあるじゃん!」とか
「嫌いだったアレはなくなったけど、新しく嫌いなコレがあるのよね」ってことになりがちです。

私が沖縄に住み続けているのは、東日本大震災がきっかけですが、単純に地震から逃げてきたのではなく、「地震による様々な影響を考えて大好きな沖縄に行こう」と思ったからなのです。今となっては沖縄大好きで、もうどこへも行かないわ~♪って思ってます。

「時間に追われるのがイヤ」「コンクリートジャングルがイヤ」「冬の寒いのがイヤ」など、イヤだけが理由の場合は、「別に沖縄じゃなくてもいい」ってことになり、「ほかのイヤがある!」って沖縄に溶け込もうとしなくなります。

もちろん、辛い状況があって、住まいを変えるしかない場合もあるでしょう。そんな時は是非「〇〇から逃げる」ではなくて、「〇〇のない沖縄で新しい生活を楽しもう」って思ってください。文字にするとちょっとした違いですが、後に大きな違いになります。

実際に会ったことのある方で、大きな違いを感じました。

ある女性は東日本大震災がきっかけで、東京から沖縄に移住しました。私と共通点が多いと意気投合したのですが、話していくうちに「あれ?」と思うことが多くなりました。彼女は「原発」から逃げて、原発がないという理由だけで沖縄を選んだのです。

沖縄料理には一切、箸を伸ばさず、セブンイレブンの沖縄進出で盛り上がる県民を冷めた目で眺めていました。なんだか、ドラマ「Dr.コトーの島に溶け込もうとしない内地出身のママ」を思い浮かべました。

地元に溶け込む方法を考えたほうが、気持ちよく過ごせるだろうに。でも、聞く耳を持たなかったので私の声は届きませんでした。今どうしているのかな・・・

ある飲食店を経営する男性は、東日本大震災をきっかけに東京から沖縄へと移住しました。沖縄には知り合いもおらず、訪れたこともなかったそうですが、沖縄の食材を使用するお店に変更し、評判のお店になっています。

ちょっとした違いが大きな違いになっていると思いませんか。

沖縄へ持ってきたほうがいいもの

内地のどこから沖縄へ移住するとしても、沖縄に持ってきたほうがいいと思うものを、私Yumixことユミの独断と偏見で紹介します。

  • 仕事
  • 携帯電話
  • ゆうびん貯金の口座

詳しく見ていきましょう。

仕事

貯金があっても、出る一方で収入が全くない生活は思っている以上にツライです。

沖縄でも求人はありますが、労働条件は東京のほうが良いです。
最低賃金も安いですし、残業も多く、土曜日出勤の職場も珍しくありません。

沖縄に来てから仕事をあわてて探すと「拘束時間も長くて、給料も安く、沖縄を満喫するヒマがない」なんてことになりがちです。

求人情報誌を見ると、飲食業やショップ店員などの求人が多いように思います。
コールセンターの募集は見ますが、一般事務の求人は驚くほど少ないです。

資格や手に職を持っていると仕事が見つけやすいようです。

  • 保育士
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 歯科医師
  • IT系
  • 中国語、韓国語の通訳

美容師も資格がないと職に就けませんが、美容院はたくさんあるので厳しそうなイメージです。

介護士もニーズはあると思います。沖縄も高齢化が進んでいますので。しかし、ネックになるのが言葉です。30代、40代くらいまでの人は、ところどころ沖縄の言葉が混じるくらいなので、慣れればすぐにわかるようになります。しかし、高齢の人が話す”ネイティブなうちなーぐち”は全然わかりません。しかも地域によってたくさんの言語があると言われていますので、カンタンに覚えられません。

県外での仕事をそのまま沖縄で出来るようにする、もしくは県外にいる間にネットなどを使って仕事を決めておくと良さそうです。

ぶっちゃけると、何もかも新しい生活と言うのは、思っている以上に大変です。ストレスに感じてメンタルが参ってしまうこともあります。

住むところが変われば、買い物するところも変わり、家具や家電が変わると家の中での動線も変わります。子供がいれば、幼稚園や小学校も変わりますね。当然、人間関係も変わります。全部いっぺんに変わるとどこかにひずみが出ます。そこで、仕事内容に大きな変化がないほうがいいと考えます。

沖縄は車社会です。モノレールは那覇と浦添のごく一部しか走っていません。

バス路線はたくさんありますが、たくさんありすぎて理解が難しく、路線はたくさんあっても便数が少ないことがよくあります。

運転歴がそんなにないのであれば、乗りなれた車のほうが快適です。

車種にこだわらないのであれば、沖縄に来てから調達してもいいでしょう。

車を購入するまでの期間はレンタカーを使用することもできますが、運転免許証を取って、ある程度運転に慣れておくことをオススメします。

沖縄の道路はアスファルトに混ぜる砂にサンゴが含まれているので滑りやすいです。右側通行の名残もあって、道路が複雑だったり、地名が難しくて読み難く、カーナビに入力するのもひと苦労なんてこともあります。

特に、あれこれ同時に行うのが苦手な方は車を持ってきたほうがいいと思います。慣れないものだらけは事故のもとだからです。

携帯電話

沖縄移住の落とし穴が携帯電話でした。新しく携帯電話会社と契約する時は会社にもよりますが、「勤務先の電話番号」や「連絡先の家族や友人の電話番号」を求められることがあるのです。

連絡先の電話番号をひとつ用意すればいいのであれば、夫や妻のお互いの番号でいいと思いますが、複数求められると困ってしまうこともあります。

内地で携帯会社と契約しておいてから、沖縄に移住すればプラン変更や機種変更もしやすいです。

ゆうびん貯金の口座

沖縄には都市銀行が「みずほ銀行」しかありません。窓口は県庁前に1店舗あるだけです。県外の銀行は「鹿児島銀行」があるだけです。

ほとんどの銀行は、コンビニのATMで引き出しすることもできますが、通帳記入が出来ません。これって地味に面倒です。

ネットバンキングもありますが、キャッシュカードの磁気不良などトラブル対処は窓口が中心ですからね。

そこで、内地にいる間にゆうびん貯金の口座を作っておいて、お金を移しておくことをオススメします。

郵便局はどこにでもあり、コンビニもないような小さな島でも郵便局はあります。郵便局の窓口に併設されているATMなら、有料ですがコインも引き出せますし、郵便局のATMなら引き出しに手数料がかからないところもいいですね。

職場の給料の振込みや子供の給食費の引き落としなど、銀行を指定されることがありますので、郵便局にプラスして沖縄の銀行口座を開設すると便利です。

沖縄移住を成功させるためには

模合の様子

当然ですが、沖縄の人が旅行者に対する態度と移住者に対する態度は違います。

移住者をよく思っていない人もいるので、関係ないところで「アンタ、ヤマトね?」って言われたり、何もしていないのに「だから、ヤマトンチューは!」って言われたこともあります。

内地の人のことをナイチャーと言いますが、これはまだしも、「ヤマト」とか「ヤマトンチュー」は差別意識を感じてしまいます。

これは内地から沖縄に「逃げて」来た人が沖縄でいろいろヤラカシて、またどこかへ「逃げて」しまった人が少なくなかったからだと言えそうです。

この点からも沖縄へ「逃げて」来るのはオススメしないのです。

追記:
「ないちゃー」と言う言葉は、何気なく使う方が多いのですが、差別的な意味もあるのではなく、差別用語だそうです。
内地出身者が使うのは止めたほうがいいとアドバイスを頂きました。

沖縄だけではないと思いますが、移住を成功させるためには「郷に入れば郷に従え」がポイントだと思います。

現地のコミュニティに参加することで、現地に溶け込みやすくなります。

県外出身で沖縄に住んでいる友達と沖縄育ちの友達の両方が出来ると、ぐっと楽しくなります。

友人、知人を増やすコツは

  • 子供のPTAや学校行事に積極的に関わる
  • 習い事などで知り合いを増やす
  • 飲み歩く

と考えます。

私は小学校で「絵本の読み聞かせボランティア」に参加させてもらうことで、同じ世代のリアルな生活が伝わってきましたし、近所のおばあちゃんとおしゃべりするようになって、沖縄の文化などを教えてもらいました。

私は飲み歩くようになって県外出身の友人と沖縄出身の友人の両方が出来て、模合にも入れて貰っています。

模合(もあい)とは沖縄独特の相互扶助の仕組みですが、定期的に集まる飲み会みたいな場合もあります。

知り合いが増えると現地の人が大切にしているものを受け入れやすいですね。

  • 地域のお祭りやイベントに参加する
  • 現地の文化に敬意を払う
  • 現地の食文化を取り入れる

お祭りやイベントは探すとたくさんあります。このご時世で中止や延期もありますが、もともと沖縄はお祭りもイベントも多いと言えます。

沖縄の文化は独特で、お祭りや風習も内地にはないものが多いですが、先人たちの知恵が受け継がれてきたものなので、敬意を払いたいですね。

沖縄と内地はいろんな面で違いがあります。-てんぷら、ぜんざい、ちゃんぽん、おでん、綱ひき、お盆、台風などなどーその違いさえも面白がってしまえば、受け入れるのもカンタンだと思います。

私は料理をする時に、沖縄ではあまり食べない鍋料理も作りますし、ゴーヤーも炒めて、てびちやミミガーも食べます。私の友人はわりと県外のままの食事が多い人もいて、ちょっともったいない気もします。

Yumixの感じる沖縄県の県民性

あくまで、私のYumixことユミが感じる沖縄県民の県民性を書いてみようと思います。

「新しいことを好まず、狭い人間関係の中で過ごすことを好む」「許しあう社会」なんて聞きましたが、私は違うと思っています。

他の文化を取り入れる懐の深さ

県外で流行したものが沖縄に伝わるまでには、物理的な距離があるので時間がかかるのは仕方のないことです。流行や文化は県外→沖縄と伝わるものばかりではありません。

沖縄から県外に伝わったものもたくさんあります。サツマイモ、サトウキビ、三味線、カラーマンホール、コンビニのフライドチキンなどなど。

琉球王国時代は、東アジアの国々や日本とも貿易をしていました。品物と一緒に文化も伝わったわけで、沖縄には貿易で得た文化が溶け込んでいます。

他の文化を受け入れる懐の深さは、現在の沖縄県民のDNAに染み込んでいると思っています。

恥ずかしがり屋で仕切り下手だがエンターテイメント性が高い

沖縄の方は、恥ずかしがり屋が多いと思います。何度も顔を合わせてもなかなか話しかけてくれない男性もいます。ですが、親しくなると、とても人懐っこいです。

許しあう文化ではなくて、咎めない文化なので、なんでもルーズに見えます。集団の中で率先した行動をとると悪目立ちしがちなので、仕切り屋が少ないのでしょう。

ですが、エンターテイメント性は高いですね。沖縄出身の俳優、女優、タレント、お笑い芸人さんがたくさんいます。一般の方でもエイサーを踊る時には人が変わったようにイキイキする方もたくさんいます。

ウチナータイムとはよく聞くけれど

よく沖縄の方は「ウチナータイム(=時間にルーズ)」だと聞きます。
飲み会の約束の時間にメンバーが揃わないとか、遅刻しても悪びれないどころか、お咎めもないとか。

きっと、沖縄は車社会なので、渋滞にハマるとことも多いからだと思います。飲み会などの5分10分の遅刻に目くじらを立てることは少なくなりましたが、都合よくウチナータイムを利用する人もいますので、私がウチナータイムを理解することはないでしょう。

当然ですが、どこに住んでも良い人もいれば、悪い人もいます。ルーズなところに付け込んで、悪事を働く人もいます。

どこに住んでも、その地域の文化や習慣にリスペクトの気持ちを持ちつつ、嫌なことは嫌とハッキリ伝えることが肝心だと感じました。

まとめ

沖縄だけではないと思いますが、移住は憧れだけではうまくいきません。

ポイントは「逃げてこないこと」です。「新天地で新しい生活をする」はOKです。

あとは、仕事を決めて収入を確保してから沖縄へ移住することと、コミュニティに参加し、内地出身の友人と沖縄出身の友人の両方を作ること、「郷に入れば郷に従え」の精神で、内地との違いさえも面白がってしまうことで、沖縄の文化をリスペクトして自分で受け入れやすくなると思います。

質問も受け付けますよ!なんでも詳しいわけじゃありませんが、私のわかる範囲でお返事します。

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