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那覇市「首里城復興祭」2024を見てきました

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暑い時期が長い沖縄県。暑さがひと段落する10月や11月はイベントが盛りだくさんです。

「首里城祭」もそのひとつです。首里城正殿が復興するまでは「首里城復興祭」の名前で開催されています。

24年も見に行って来ましたので様子をお届けしましょう。

11/2:絵巻行列@国際通り

琉球王朝時代の華やかな様子が行列で再現され、県庁前交差点から牧志へ向かって進みます。

たくさんのお供を従えた国王様と王妃様の行列。
国王と王妃は毎年公募の中から選ばれます。今年の国王様と王妃様はこの日が初お披露目でした。

国王と王妃は御轎(うちゅー)と言う輿(こし)に乗っています。

琉球王朝時代はイケメン(マストの条件だったらしい)8人で担いだのですが、今は輿を台に乗せて押して進みます。担ぎ手役は陸海空の自衛隊の方です。

たくさんのお供役は一般募集で集まった県内外の人々です。

冊封使(さっぽうし)の行列が続きます。

琉球王国は国王が変わるたびに中国の皇帝に認めてもらう関係にありました。冊封使(さっぽうし)は中国皇帝の使者なので今で言うところの超VIPです。

琉球王朝の華やかさに目を奪われます。冊封使(さっぽうし)との関係もよくわかりますね。

11/3:古式行列@首里城

「古式行列」とは、琉球国王が国の安寧と五穀豊穣の祈願のため、首里城下にある3つのお寺を参詣する「三ヶ寺参詣行幸」の行列を再現したものです。

首里城の中の奉神門(ほうしんもん)から出発し、龍潭通りの鳥堀交差点へ向かいます。

私は早めに首里城に到着して写真を撮ろうと見物席の最前列を確保しました。去年よりも見物客が増えた気がして行列を待っている間のワクワク感がたまりません。

まずは先導役が「国王様がお通りになります。」の意味の先触れを古語で発声し行列がスタートしました。

音楽隊が演奏しながら歩いています。琉球王朝には楽器があったこと、音楽隊が編成されていたことがわかりますね。

首里城内は国王様と王妃様は歩いて進むので、お顔がよく見えます。

大きな傘は涼傘(りゃんしゃん)で、人に差し掛けるのではなく国王様が行列をする時に揺らしながら歩きます。

たくさんのお供は一般の方々です。撮影したいのですが、係の方が行列の””を歩くので写真に映り込んでしまいます。隊列の整理やスピード、安全のために必要なのは理解できますが、なぜ行列の””を歩かないのかと疑問に思いました。

私の隣にいた人たちも邪魔だなぁを連発していました。

行列は首里杜館(すいむいかん)で一旦止まり、国王と王妃は御轎(うちゅー)と呼ばれる輿(こし)に乗り込み、龍潭通りを進みます。行列はさらに人数が増えます。

神女たちも首里城内から城下に進みます。

女性たちも行列に加わります。

首里城前の交差点で偶然隣になった方に行列のことを聞かれましたが、質問しておいて答えを聞いてなかったです。あのなー。

 

ホントにたくさんのお供がいるので琉球王府の栄華がよくわかります。お寺への参詣が目的なので厳かさも感じられます。

首里城正殿は2026年の完成を目指して復興工事が進められています。完成が待ち遠しいですね。

首里城復興祭の基本情報

琉球王朝絵巻行列

実施日時: 11月2日(金)  12:30~14:30

場所: 那覇市国際通り

古式行列

実施日時: 11月3日(土・祝) 12:50~15:30

場所: 首里城公園 奉神門~守礼門~龍潭通り

国王・王妃出御

実施日時: 11月4日(月)  ①10:00~ ②11:00~ ③12:00~  (各回10分程度)

場所:首里城 奉神門前

首里城の基本情報

琉球王朝絵巻行列
実施日時: 11月2日(金)  12:30~14:30
場所:那覇市国際通り

古式行列
実施日時: 11月3日(土・祝) 12:50~15:30
場所: 首里城公園 奉神門~守礼門~龍潭通り

国王・王妃出御

実施日時: 11月4日(月)  ①10:00~ ②11:00~ ③12:00~  (各回10分程度)

場所:首里城 奉神門前

※交通規制があります。路線バスも迂回します。

※首里城復興祭開催期間中の首里城公園の駐車場は予約制です。

住所:那覇市首里金城町1-2

TEL:098-886-2022

※首里城復興祭期間中は有料区域の入場料金に沖縄県民割引があります。

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