大好きで何度も行っている壺屋やちむん通り。
メインの壺屋やちむん通りから少し入ったところに「ぬちがふう」があります。何度もお店の前を通っていましたが、お邪魔する機会がありませんでした。
ようやくお邪魔できたので、趣のある古民家で琉球料理を楽しみました。詳しく紹介します。
ぬちがふうはこんなお店
店名の「ぬちがふう」とは漢字で書くと「命果報」です。名前の由来はお店のブログに書いてありました。
ぬちがふう(命果報)とは果報(かふう)という意味が良い幸運を授かって幸福なこと。私自身が良い運を授かって幸福なのでそこに命(全身全霊)をかけていきたいということで、ぬちがふう(命果報)とつけました。
引用:https://nutigafuu.ti-da.net
「ぬち」とは沖縄の言葉で「命」の意味です。
「ぬちがふう」は、沖縄初の元ラジオ局として建てられた古民家をお店に変えています。趣のある壺屋やちむん通りからもすぐそばで、国の重要文化財である新垣家住宅と東ヌ窯を眺められる琉球料理のお店です。
門をくぐって、入り口までの道も素晴らしいです。
沖縄らしい花々が咲き乱れる向こうに、新垣家の屋根が見えます。
一般公開される前までは、新垣家を眺められるのは、「ぬちがふう」からだけだったのです。
建物の手前にあったお花。沖縄らしいですね。
店内に入ると正面がレジで、左側にテーブル席と
座敷席があります。
「ぬちがふう」は12歳未満の子供の入店が出来ないので、大人だけの癒しの空間になっています。
店員さんは着物を着ていて、店内のあちこちに沖縄らしい飾りが施されています。
窓からは登り窯が見られますので、観光客に喜ばれると思いますが、地元の方にも利用して欲しいお店です。
傾斜を利用して登り窯を斜めにすることで熱を伝えます。
「ぬちがふう」でランチを食べました
メニューはこちらです。
たくさんあるので、悩みましたが、ソーキすばセットをお願いしました。(1,980円)
セットのご飯は、じゅーしーか黒米を選べたので、じゅーしーを選びました。
すばとは、沖縄そばのことです。
お水のピッチャーも、やちむんです。ショウガの入れ物も、おしぼりのトレイもやちむんです。良いですね。
少しだけ待って運ばれてきたソーキすばセットがこちらです。
ソーキすばのスープを飲んでみると、あっさり味に感じます。添えられたヨモギとショウガを加えると、ぐっと風味が増しました。薬味を加えることを考慮に入れた味付けだったのです。流石。
スープはあっさりめ、麺は細麺で上品な感じです。ソーキは骨付きと丸ごと食べられる軟骨ソーキの両方があり、どちらもホロホロに煮込まれています。味が濃すぎないのが良いですね。
じゅーしーは沖縄の炊き込みご飯で、豚肉が使われているので、旨味がたっぷりです。小鉢のピクルス、モズク、にんじんしりしりも食感の変化が楽しめます。
デザートのお餅?がみたらし団子のような味で、おいしかったです。
私は「ぬちがふう」はランチのお店だと思っていたのですが、お茶だけの利用も出来るので、もっと気軽に訪れて欲しいなと思いました。
サクラネコ(地域ネコ)ちゃんのお見送りもあって、ほっこりしました。
唯一、残念だったのが、会計の時にちょっと残念な対応をされてしまいました。これさえなければ、完璧でした。
着物も馴染むほど年を重ねた店員さんだっただけに、とても残念でした。
「ぬちがふう」へのアクセス
ひめゆり通りから、壺屋やちむん通りに入り、最初の路地を右折します。坂道を登った突き当りにあります。
住所:沖縄県那覇市壺屋1-28-3
TEL:098-861-2952
営業時間:11:00〜15:00(14:00LO)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
※駐車場はありません。
壺屋やちむん通りはハイアットリージェンシー側から進入できる一方通行なので、こちらの「アップルパークひめゆり通り第1」駐車場に車を停めて歩いて向かうのが良さそうです。