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那覇市安里「つばめ御茶屋御殿(つばめうちゃやうどぅん)」は古民家で食べるスープが上品な沖縄そば

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安里駅近くを歩いていて「つばめ御茶屋御殿(つばめうちゃやうどぅん)」を見つけました。

隠れ家的な古民家なので気が付かなかったのです。調べてみると沖縄そばのお店であることがわかったので、お邪魔してみることにしました。

「つばめ御茶屋御殿(つばめうちゃやうどぅん)」は落ち着いた雰囲気で上品な沖縄そばを食べられるお店でした。

「つばめ御茶屋御殿」はこんなお店

つばめ御茶屋御殿の外観を撮影した写真

つばめ御茶屋御殿の外観

「つばめ御茶屋御殿」は居酒屋「古酒と琉球料理 うりずん」の別館として使われてた建物を「うりずん」創業者の娘さんが沖縄そばのお店に生まれ変わらせました。

「御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)」とは、琉球王朝時代に冊封使(さっぽうし)や日本からの来賓を招いた王家の別邸のことで、おもてなしの心にあやかっています。

”つばめ”とはお客様に良いご縁と幸運を運んできてくれますように、の願いが込められています。

ツバメの巣が出来ると縁起が良いと言われていますね。これはツバメが害虫を食べてくれるので虫由来の病気にかからないからです。これによって、ツバメは幸運の象徴になりました。

「つばめ御茶屋御殿」の店内の様子

つばめ御茶屋御殿の入口を撮影した写真

つばめ御茶屋御殿の入口

門をくぐって玄関の前には小さな庭がありました。木には実がなっていましたが、これは何の木でしょう?手入れが行き届いていて期待が高まります。

ガラスの引き戸を開けて店内に入ると、2階席に案内していただけました。くつを脱いで階段を昇ります。

つばめ御茶屋御殿の店内の様子を撮影した写真

つばめ御茶屋御殿の店内

板張りの床にじゅうたんを敷いてテーブル席が設けられています。奥には畳敷きの小上りもあって、グループでも利用しやすそうです。

店内には美術品がたくさん展示してあります。これは店主さんのお父さんがコレクションしたものだそうです。

「つばめ御茶屋御殿」でつばめ御膳を食べました

メニューはお店の外にあったものの方がわかりやすいと思います。

つばめ御茶屋御殿のメニューを撮影した写真

つばめ御茶屋御殿のメニュー

沖縄そば単品でも注文できますが、御膳がお得なので私は”つばめ御膳(三枚肉すば)”をお願いしました。

ほんの少しだけ待って、”つばめ御膳(三枚肉すば)”が運ばれてきました。

つばめ御茶屋御殿のつばめ御膳を撮影した写真

つばめ御膳(三枚肉)

スープは豚骨と昆布、鰹節で丁寧に作られていて、とても上品なスッキリタイプです。アクを丁寧に取って作られたことがわかります。細めの麺はコシもありますがのど越しが良く、スープに絡みます。

三枚肉は泡盛で煮込まれているそうで、ほんのりした甘さと柔らかさが味わえました。味が濃すぎないのがいいなと思いました。

テーブルの上に紅ショウガやコーレーグースが置いてあるので、味変も楽しめますね。

クーブイリチー、ジーマミー豆腐、お漬物

ジューシーは豚肉、ニンジン、椎茸など具だくさんで、豚肉の出汁が効いています。クーブイリチーは昆布と豚肉の炒め物で、素朴でホッとする味ですが、マネは出来ないお店ならではの味です。お漬物もあって食感の変化が楽しいですね。

特筆すべきはジーマミー豆腐です。ジーマミー(落花生)で作った豆腐ですが、甘くありません!おかずとして食べやすかったので、感激しました。

食べているとBGMがジャズであることに気が付きました。古民家と沖縄そばと美術品とジャズ。これらが違和感なく一体化しているって沖縄らしいチャンプルーなのかもしれないと思いました。

ただ、お会計の時に「ご旅行ですか?」って聞かれたのは、ちょっと残念に思いました。これを聞くお店は観光客向けであることが多いからです。「いい天気ですね」的な挨拶の常套句なんでしょうけれど。是非とも昔の「御茶屋御殿」のような”県外の方のための迎賓館”ではなく、地元の方からも旅行者の方も楽しめるお店を目指して欲しいなと思います。

「つばめ御茶屋御殿」へのアクセス

安里十字路からほんの少し新都心方面に進んだ左側にあります。

住所:那覇市安里3-2-5
TEL:098-987-6411
営業時間:11:00~15:00(LO.14:30)
定休日:日曜・第4月曜日 (臨時休業あり)
駐車場:なし

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