那覇のGWと言えば、「那覇ハーリー」が定番となっています。
那覇ハーリーは航海の安全と豊穣を願う海のお祭りで沖縄県民も楽しみにしているお祭りです。
那覇ハーリーの基本的な情報と24年に見に行った様子を併せて紹介します。
「那覇ハーリー2024」を見に行って来ました!
「那覇ハーリー」の会場である那覇港新港埠頭に到着すると、まず見えるのがたくさんの出店です。
沖縄のイベントではひとつの出店でなんでも揃うのが特徴です。他県とは違いますね。ひとつの屋台でから揚げもジュースもかき氷も揃います。
出店とキッチンカーがずらっと並んでいます。ワクワク。
私はこちらのキッチンカーで
レモンサワーとポテトフライを購入しました。スッキリした味のレモンサワーと揚げたてホクホクのポテトフライがおいしかったです。
くじ引きや金魚すくいの出店もありました。
子供は出店に目を奪われてしまって、海のイベントそっちのけになることが多いので、上手にスケジュールを調整してください。
オリオンビールのエリアです。
こちらは移動遊園地です。メリーゴーランドなどの回転式のアトラクションやトランポリンのフワフワもあります。沖縄には遊園地がないので(こどもの国に少し乗り物があるだけです)大人気でした。
食べ物の出店やクジ引きなどの出店のほかにテレビ局や空手のブースもありました。
空手のブースでは、瓦割を体験するとガチャガチャが出来て景品が貰えるので子供に人気でした。
那覇ハーリーの会場は日陰が少なく、座れるところも少ないので、熱中症対策を十分にしてください。
50回記念!「高校の部」が初めて開催される!
那覇ハーリーでは、毎年5月3日には那覇市の中学校の対抗戦が開催されます。新型ウイルス感染拡大防止のため、那覇ハーリーそのものが数年に渡って中止となってしまい、中学校の対抗戦に参加できなかった世代です。24年は50回記念だったので特別事業として「高校生の部」が開催されました。
3校が出場予定でしたが興南高校が急きょ不参加となったため、那覇国際高と那覇商業高の2校の一騎打ちとなりました。
那覇国際高が初優勝を飾りました。
競漕の後、メインステージで表彰式が行われました。優勝した那覇国際高校にはトロフィーが贈られ、那覇国際高と那覇商業高の両校にはジュースなどの副賞がたくさん贈られました。
壇上の代表者は、突然マイクを渡されて感想を言うことになりましたが、ハキハキと話していて好感を持ちました。
24年5月5日・一般競漕決勝戦
出店周辺はたくさんの人で賑わっています。私は頑張って海側に向かいました。
一般競漕は予選を勝ち抜いたチームが決勝を戦います。
決勝Aは「宇那志豆腐店」チームの優勝となりました。決勝Bでは「オーシャンドラゴン」が勝利しました。
23年5月5日・御願バーリーと本バーリー
那覇ハーリーのメインイベントは、御願バーリーと本バーリーです。
久米(黄色・中国を表す)、那覇(緑・日本を表す)、泊(黒・琉球を表す)がハーリーウタを歌いながらゆっくりと湾内をまわり、航海の安全と豊穣を願います。
一般競漕は揃いのTシャツなどカジュアルな服装ですが、御願バーリーと本バーリーに乗船するメンバーは伝統的な衣装を身にまとっています。
写真を撮ろうと思いましたが、場所取りが難しかったです(汗)
御願バーリーに続いて本バーリーとなり、その年の覇者が決まります。本バーリーは揺れる船の上で旗振りが揃っていて空手の演舞も行われています!漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、すべての乗組員の息が揃わないと勝ちを得られないのです。
体験乗船とは別物のスピード感でカッコよかったです。
最後まで競り合いとなり、審判が肉眼で判断できずビデオで確認した結果「泊」の連覇となりました。
24年5月5日・打ち上げ花火
夕方になると、会場内がどんどん混雑してきました。道路の渋滞も予想されたので私は家の近くで花火を見ることにしました。
建物に隠れてしまうこともありましたが、混雑知らずで快適でした。
那覇ハーリーの楽しみ方は人それぞれ、何時に行って何時に帰っても楽しめます。目的を決めてその時間に合わせて行くと良さそうです。
那覇ハーリーとは
ハーリーはユッカヌヒー(旧暦の5月4日)に沖縄各地で開催されるお祭りです。爬竜船(はりゅうせん)を漕ぎ競い合うことで航海の安全と豊漁を願う行事です。
那覇ハーリーの歴史について、「NAHANAVI」のサイトに書かれていました。
那覇ハーリーは、14世紀に中国から沖縄に帰化した久米三十六姓が伝えたという説や、長浜太夫という人が南京で爬龍船を見て、帰国後まねて造り、那覇港で競漕したという説など諸説あります。
琉球王国の国家的行事として栄えましたが、廃藩置県(1879年)で琉球王国がなくなったことにより、廃止されます。
その後は地域の行事として一時期復活するも、1928年を最後に競技は途絶えてしまいました。
本土復帰記念事業として1975年の開催された沖縄海洋博を機会に復活し、その後は沖縄を代表する行事になりました。
引用:https://www.naha-navi.or.jp/magazine/2019/05/14046/
沖縄のほかの地域では旧暦の5月4日に開催されるので毎年日にちが異なりますが、那覇では多くの方に見てもらえるようにと毎年5月3日~5月5日の3日間開催されます。
「那覇ハーリー」では、大きな爬龍船(はりゅうせん)が使われるのが特徴です。長さ14.5m、幅2.12m、重さ2.5tで、乗組員は漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗振りなど6名の総勢42名が乗り込みます。
船体の先に龍頭、船尾に龍尾の美しい彫り物が飾られています。那覇ハーリーの会場では船頭や船尾の飾りは見づらいかもしれませんが、安里のさいおんスクウェア前にあるモニュメントなら、いつでもよく見えますよ。
那覇ハーリーはイベント盛りだくさん!
那覇ハーリーは沖縄のハーリーの中で最大規模なので、イベントが盛りだくさんです。
5/3:那覇市の中学校の対抗戦・地域団体対抗戦
5/4:海上保安庁の船の体験乗船・ハーリー船の体験乗船
5/5:職域対抗戦・御願バーリー、本バーリー
3日間通して行われるのが、飲食店などの出店と音楽などのライブ、移動遊園地など陸上のイベントと花火です。
那覇ハーリーのメインは「御願(うがん)バーリー」と「本バーリー」です。
御願バーリーは、古式ハーリーにのっとった衣装でハーリーウタ(歌)を歌いながら、ゆっくりとあざやかな櫂さばきで港内を回遊する儀式で、豊穣を願うものです。
その後、泊、久米、那覇が競漕する本バーリーが行われ、その年の覇者が決定します。
過去の那覇ハーリーの様子をTwitterで探しました。
【JTAハーリー部×金城中ハーリー】
今年も金城中より那覇ハーリー指導に対しての感謝状をいただきました🎊4月よりハーリーの指導を行い、ともに切磋琢磨してきましたが、残念ながら目標の優勝にはあと一歩およびませんでした。お互いこの悔しさをバネに来年こそは優勝を掴み取りましょう🚣♀️ pic.twitter.com/SZdERqinDF
— JTA_日本トランスオーシャン航空 (@JTA_Official_jp) May 8, 2019
職域対抗戦はチームワークが重要ですね。
8年ぶりの那覇ハーリー!楽しかったー!全国各地のお祭り、フェス、イベント等に出させてもらってますが、やっぱ特別な思いがありますよ。歴史ある、県民に愛されているこのお祭りのように、我々バンドもなれたらいいなぁ。ご来場の皆様、素敵な時間をありがとうございました〜 pic.twitter.com/akLtNuGH69
— ORANGE RANGE HIROKI (@OR_HIROKI) May 5, 2019
沖縄にゆかりのあるミュージシャンが多数出演していました。
那覇ハーリー楽しかった😃
いっぱい声かけられた(笑)
写真取った人おくってください!🙄 pic.twitter.com/d9kdIRjhdA— Lisa°🦩 (@kaiki_eito) May 6, 2018
那覇ハーリーの楽しみ方はいろいろで、中には海そっちのけになる方もいます(笑)
1年前は那覇ハーリーでくだかの一般公開があったんだなあ
今年はダメだったけど来年はちゃんと見られるといいね pic.twitter.com/n4v98jrsOW— zapporo (@zakogumo) May 3, 2020
海上保安庁の船は年によって変わります。とても人気があるので早めの来場が吉です。
今回ご紹介するのは、当ホテルから車で13分『#那覇ハーリー』です。
600年の歴史を持つ那覇ハーリーは毎年5月3~5月5日に開催されてます。(今年は残念ながら中止)
ハーリー競漕の他にも、お笑いステージやライブ・打ち上げ花火など、様々なイベントを催しており、とっても賑わいますよ!#沖縄 #南部 pic.twitter.com/iPZUhI3kdT— ホテルアベスト那覇国際通り (@hotelabest_naha) April 18, 2021
那覇ハーリー初日
久々に那覇ハーリー来ました
今日は花火しか撮れなかった、御願バーリー、本バーリー撮りたいな
この花火もあとでちゃんと現像します#那覇ハーリー#音と光のファンタジー#残したい沖縄 pic.twitter.com/XUH3c1U9BG— Diplothrix legata (@daigofu52) May 3, 2019
花火はとても人気があります。会場周辺でも見ることが出来ます。
「那覇ハーリー」に参加する注意点
那覇ハーリーが開催されるのは毎年5月3日~5日です。沖縄はだいたいGW明けに梅雨入りします。年によっては早々に梅雨入りしてしまって、荒天のために那覇ハーリーのイベントが中止になってしまったこともあります。晴れるととても暑く、日影が少ないので熱中症対策が必須になります。日が沈むと肌寒くなることもあります。
持って行くと良いものと参加する時間
ちょっとだけ見るほうが難しいお祭りです。そのため準備したほうが良いものを考えました。
- 小銭
- 帽子(日傘は周辺に十分注意してください)
- タオル
- ウェットティッシュ
- 日焼け止め
- パンツスタイルとスニーカーなど動きやすい服装+羽織もの
- レジャーシートや椅子
家族連れ、子供連れも十分楽しめますが、子供の体調には十分注意してください。
また会場には座れるところが少ないのでレジャーシートや椅子があると便利です。
沖縄のイベントはスロースタートのものが多いですが、那覇ハーリーは比較的スタートが早いです。
特に海上保安庁の船の公開はとても人気があります。公開時間をチェックしてください。
ハーリー船の体験乗船は事前申し込みも不要で1人100円(身長100cm以上の方が参加できます)なので混雑します。早めの来場をオススメします。
1日遊べますが最終日は花火まで見ているととても混雑しますので、何を見たいか目的に合わせて時間を調整して参加することをオススメします。
路駐は厳禁です
那覇ハーリーの会場は那覇新港埠頭ですが、駐車場がありません。近隣の泊いゆまちなどに駐車してしまったり路上駐車が多く、毎年トラブルになっているそうです。
路線バスなど公共交通機関での来場をお願いします。路線バスなら「泊高橋(とまりたかはし)」下車歩いて10分くらいです。
那覇ハーリーの基本情報
開催日:2024年5月3日(金)~5日(日)
開催時間:10:00~21:00
会場:那覇港新港埠頭
住所:那覇市港町1-16-10
入場料:無料
駐車場:なし 公共のバス・モノレールをご利用ください