沖縄の地名は読み方が難しいので、旅行者や移住者には悩ましいですね。
地名が読めないと、カーナビの登録が出来なかったり、道をたずねても噛み合わなかったりします。
中には下ネタになりやすい地名もあるのです。
その名は漫湖公園(まんここうえん)。なかなか発音しにくいのですが、実は都会のオアシスともいえる素晴らしい公園なのです。今日は公園の中にある「漫湖水鳥湿地センター」の様子を紹介します。
漫湖水鳥湿地センターとは
漫湖は、国場川の河口、奥武山公園から徒歩圏内にあります。とよみ大橋を車で通ると見えるマングローブの林のあるところです。
漫湖という名前ですが、湖ではなく、河口にできた干潟です。
漫湖は、渡り鳥の飛来地として重要であることなどから、ラムサール条約に登録された湿地です。
下ネタにしている場合ではありませんよ。
「漫湖水鳥湿地センター」は、漫湖の魅力や楽しさを発見し、漫湖の自然環境を“守る・活かす・伝える”活動をしています。
1Fには漫湖の生態系のジオラマやパネル展示
2Fは野鳥を観察できるコーナーや図書コーナーがあります。
新型ウイルスがまん延する前は、頻繁にイベントが開催され、特に夏休み期間中は自由研究にピッタリと人気でした。またイベントが開催される日が待ち遠しいですね。
22年の夏休みは子供向けのイベントが予定されています。
何と言っても「漫湖水鳥湿地センター」の目玉は建物奥の木道です。次で詳しく紹介します。
木道でマングローブの林を探検しよう
「漫湖水鳥湿地センター」の建物の右奥のサッシから外に出ると、木道に繋がっています。木道を歩くだけで、マングローブの林を探検しながら、自然観察をすることが出来ます。
漫湖には、絶滅が危惧されるクロツラヘラサギも飛来します。
木道から湿地をのぞき込むとシオマネキなどのカニ類や
トントンミーと呼ばれるトビハゼも見ることが出来ます。
貝類がいることで、それをエサとする鳥たちが集まってきます。生き物たちが繋がりあうことで生きていることを肌で感じることが出来ます。
那覇の中心地にいることを忘れさせてくれる、都会のオアシスのようなホッとひと息つける場所です。
同時にゴミ問題や水質汚染についても考えさせられました。
入館料無料で、駐車場も完備されています。是非、訪れてみてください。
「漫湖水鳥湿地センター」へのアクセス
奥武山公園駅から豊見城方面に進み、とよみ大橋の手前を右に進むと左側にあります。
住所:沖縄県豊見城市字豊見城982
TEL :098-840-5121
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日、慰霊の日、年末年始
入館料:無料
建物の手前に駐車場があります。