沖縄情報

台風11号「ヒンナムノー」が発生しました

沖縄情報

沖縄には毎年、7~8個の台風が影響を及ぼし、だいたい3個くらいが沖縄を通過するというデータがあります。

22年は台風が少ないなぁと思っていたら、8月28日、台風11号が発生しました。

台風が発生しないと珊瑚が白化してしまい、魚の住処もなくなってしまいます。ですが、被害が大き過ぎるのも困ります。

台風11号は予報がしづらいと報じられているので、米軍、ヨーロッパの予報と合わせて見てみました。どんどん更新しています。

追記・9月5日の国際通り周辺を見てきました

台風11号は九州に進んでいます。さらに北上する予報になっていますので、被害が大きくならないかと心配になります。

9月5日は台風が沖縄から離れつつありましたが、まだまだ風が強く、雨が降ったりやんだりの天気でした。
国際通り周辺を実際に見てきましたので、様子を紹介します。

台風対策継続中

沖縄では近く県知事選挙があるのですが、場所によって、台風対策のために選挙ポスターを貼る看板がはずされていました。


お店など大きな窓があってシャッターもない場合は、窓ガラスが割れて飛び散るのを防ぐために、X印にテープを貼ります。勢力の強い台風が来る時には必須の対策です。

テープは養生テープを使わないと、あとで剥がせなくなります。

マンションやホテルなどの工事現場は、粉じん対策のためにシートが掛けられていますが、台風が接近する場合はシートをはずします。はずす作業も再度取り付ける作業も大変ですが、やらないと大変なことになります。

入口の前に土のうが置いてあったところも、たくさんありました。私は土のうは知ってはいましたが、沖縄に来てリアルに見ました。

お土産屋さんの前のフォトスポットになっている巨大シーサー。飛来物が当たるのを防ぐために、ネットで覆われていました。

国際通りにはフラワーポットがたくさんありますが、ひとつひとつネットで覆われていました。県庁前の広場にはネットをかぶったままのフラワーポットの周辺にたくさんの葉っぱや枝が落ちていました。掃除も大変です。

台風による被害

実際に目にした台風の被害です。

パレットくもじのすぐそばにある街路樹の枝が折れていました。電線もあるので影響が心配されます。

バス停に貼ってある時刻表が全てなくなっていました。他のバス停には貼ってあったので、対策として剥がしたものではなさそうです。

スーパーで「もやし品薄」の貼り紙がありました。停電の影響を受けたのかもしれません。他にもヨーグルトなど品薄なものもありました。県外で生産しているものは物流に影響しているので、品薄になりやすいと考えられます。

Twitterでも台風の被害を探してみました。

首里城の守礼門の扁額(へんがく)は台風の際に、はずします。ようやく6日に戻したと報じられていました。

沖縄本島でも停電したところもあったと聞きました。台風は沖縄から遠ざかっても、まだ波は高い状態で船の運航が再開されるまでには時間がかかります。

さらに、windyを見るとまた台風が発生しそうな予報になっています。


windyの予報では、台風とみられる雲のかたまりが9月11日から12日に沖縄に接近しそうです。

予報は変わりますので、最新の天気予報をマメにチェックしてください。

こちらは2020年の台風の様子。

台風9号が沖縄を直撃しました(2020年)
2020年は7月に全く台風が発生しませんでした。毎年沖縄には7~8個の台風が沖縄に影響し、3個くらいが沖縄を通過します。沖縄は台風銀座とも言われるので、沖縄県民は台風対策が身についていて、人的被害が少ないと言われていますが、台風9号はかなりキョーレツな台風でした。

私の台風対策と後片付け。

沖縄の台風対策はきちんと準備&しっかり後片付けが重要です!
沖縄には毎年、台風が来ます。本土の台風と比べて、ずっと強烈で恐怖感が強いです。移住したばかりの方は驚くことばかりですし、「こんなはずじゃなかった」と思う旅行者をリアルに見ています。台風の影響を受けてから対策をすることは難しいので、私は「沖縄の台風はしっかり準備して、きちんと後片付けをすることが大切です。」とお伝えします。

追記・9月5日の台風の進路と沖縄の様子

台風11号は、5日月曜午前3時現在、「大型」で「非常に強い」勢力で、東シナ海を1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。 台風は、5日月曜午後には次第に進路を東よりに変えて、5日月曜夕方から6日火曜朝にかけて九州北部地方にかなり接近し、その後、日本海を北北東に進む見込みです。

台風11号は宮古島や石垣島で大きな影響を与えました。


9月5日になっても、沖縄各地に大雨洪水警報が出ていますし、沖縄本島でも停電しているところもあります。

台風は沖縄から離れつつありますが、沖縄では台風一過の青空は滅多にありません。吹き返しの風が強く、雨が降ることも多いので、台風が消滅するまでは警戒が必要です。

追記・9月4日の台風の進路と沖縄の様子

台風11号はまだ先島諸島にいます。

那覇と先島諸島は400km以上離れていますが、3日の夜から頻繁に竜巻注意情報が出ますし、停電しているところもあります。

海への影響は長引きますので、海のレジャーはもちろん、海を見に行くのも絶対に避けてください。

モノレールもバスも運行していますが、首里城の守礼門も台風対策として扁額(へんがく)をはずしています。


飲食店によっては、臨時休業しているところもあります。

追記・9月3日の台風の進路と沖縄の様子

沖縄の南に停滞していた台風が北上し始めました。

石垣島など先島諸島を通過するようで、被害が大きくならないといいなと思います。

那覇と石垣島は同じ沖縄県ですが、400km以上ー東京と大阪くらいー離れているので、那覇は雨が降ったりやんだりの天気で、バスもモノレールも飛行機も運行していますが、今後天候が悪化する恐れもあるので、油断は禁物です。

追記・9月2日の台風の進路予報と沖縄の様子

9月1日の沖縄は風が強く、雨が降ったりやんだりの天気でした。

台風は沖縄の南に停滞しています。この場合、飛行機は飛ぶと考えられるので、県外から沖縄に来ることは出来るでしょう。

 

いつ雨風が強くなるかわかりません。海へ近づくのは絶対に避けなくてはなりませんし、観光スポットや飲食店も臨時休業するところもあります。

せっかく沖縄に来たものの「こんなはずじゃ…」ってことになりかねません。沖縄に遊びに来るのは延期することをオススメします。

追記・9月1日の台風の進路予報と沖縄の様子

8月31日の午前中に沖縄に暴風警報が出たものの、夜には解除となりました。

ですが、台風11号はまだ沖縄近海にいます。しばらく停滞した後、北上する予報になっています。

8月31日の沖縄は、雨が降ったりやんだりの天気で、バスもモノレールも通常運転でした。

引用:https://tenki.jp/satellite/

台風の隣にあった熱帯低気圧は台風になることなく、台風11号に吸収されたようです。雲が大きくなっていることがお判りいただけると思います。

8月31日の暴風警報の出し方が早過ぎたわけでも、天気予報がハズレたわけでもないでしょう。気圧が920hPa、北大東で最大風速48.4mを観測しているので、台風を何度も経験している沖縄県民も警戒しているのです。

対策したけど、大したことなかったで終わったら、良かったねで済みます。逆は大変なことになります。

今後も台風の動きをマメにチェックする必要があります。

台風から離れた地域でも、雨が降ることがありますので、ご注意ください。

追記・8月31日の沖縄の様子

既に船の欠航が発表されています。

旅行者も住民も船を利用できないだけでなく、物資もストップしてしまうので、長期間の船の欠航は各方面に影響します。

暴風警報が発表されました

沖縄気象台は31日午前10時14分、沖縄本島中南部と北部に暴風、波浪警報を発表した。猛烈な台風11号が接近しており、暴風や高波への警戒を呼び掛けている。

引用:琉球新報

私の住んでいる那覇では、風が少し強いくらいで雨も降っていませんが、暴風警報が出ました。

どんどん暴風警報が出るタイミングが早くなっていると感じますが、暴風警報によって、学校が臨時休校になったり、職場が休みになるところが多いので、安全のために早く発表しているものと思われます。

船は既に欠航していますし、空の便にも影響が出てきました。モノレールやバスも運休になる可能性が大きいと考えられます。

外に出ないでください。窓やドアを開けるのも細心の注意を払ってください。凄い風で、ドアや窓に指が挟まる事故が多発するからです。

追記・24時間以内に台風12号も発生するかも?

非常に強い勢力の台風11号だけでも心配ですが、フィリピンの東にある熱帯低気圧が24時間以内に台風になる見込みと気象庁が発表しました。

 

米軍合同台風警戒センター(JTWC)でも、24時間以内に台風になる可能性があるとしています。


先ほどまでオレンジの丸だった低気圧が、赤い丸になっています。

台風11号と熱帯低気圧が影響しあうことも考えられますが、ウェザーニュースでは非常に強い台風11号の東を回り込むように移動し、沖縄方面に向かう可能性があるとしています。

いきなり、台風が2つになるかもしれないの?どれだけ対策したらいいんでしょう?

追記・8月30日発表の気象庁の進路予報

8月30日のウェザーニュースのツイートです。

既に「非常に強い勢力」の台風11号は、西に進み「大きな」台風に発達し、沖縄付近に停滞する予報になっています。

点々で囲んだ低気圧も発生しました。気象庁はこの低気圧が本州などに雨を降らせると予報しています。

 

台風から離れていても、前線を刺激するなどして雨が降ることもありますので、天気予報はマメにチェックしてください。

追記・8月30日の米軍合同台風警戒センター(JTWC)の進路予報

台風の隣にオレンジの丸で囲んだ低気圧があらわれました。オレンジの丸は発達するまでには24時間以上かかるの意味です。

進路予報も見てみましょう。

沖縄の南で停滞した後、北上する予報になっています。

追記・8月30日のヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は10日間の予報をしています。日付が先になれば、精度は落ちますが、目安にはなるので、とても便利です。

気になるのが台風11号の進路です。

 

沖縄の南で停滞した後、北上する予報になっています。日本列島を縦断するような予報になっているので、とても心配です。

台風の進路の東側(右側)で被害が大きくなると言われています。
日本海側を通っても、日本列島の上を通っても、被害が大きくなるのではと心配になります。

 

8月30日発表のwindyの台風11号の進路予報

やはり、沖縄に接近してから大きくなり、停滞する予報になっています。

windyでは、沖縄を通過した後、鹿児島に進む予報になっています。

台風の進路は、高気圧の勢力、風向き、偏西風など、様々な要因で変わりますので、天気予報をマメにチェックしてください。

8月29日の気象庁の進路予報

 

8月29日発表の気象庁の進路予報です。

8月29日気象庁発表の台風11号の進路予報

引用:https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/typhoon/

南鳥島近海にある台風11号は「ヒンナムノー」の名前で、ラオス命名したもので「国立保護区の名前」に由来しています。

 

ちなみに台風の名前は、14か国が10個ずつ持ち寄ったものを順番で命名します。5,6年で一周し、また最初に戻ります。
日本は星座由来のものなのですが、社名や商品名などを除いたところ、マニアックなものになりました。

台風は自力で動くことが出来ず、高気圧のヘリに沿って動きます。風向きや偏西風など、様々な要因で進路が変わってきます。

台風11号は進路予報が難しいのですが、今のところ、西へ進むと予報されています。そうなると海上に長時間いることになり、今は海水温が高いので、台風の勢力への影響が心配になります。

数年前にも台風がUターンしたこともありましたが、よくあるパターンの動きではなさそうです。

8月28日の米軍合同台風警戒センター(JTWC)の進路予報

米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報を見てみましょう。

JTWCは、アメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。
アメリカ海軍とアメリカ空軍が、ハワイ州真珠湾海軍基地の海軍太平洋気象海洋センターに共同で設置した機関で、一般の人も簡単にアクセスすることができます。

8月28日発表の米軍の台風予報

引用:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

JTWCを見るときは日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。
赤い矢印が台風を示しています。HINNAMNOR(ヒンナムノー)と書いてありますね。

米軍合同台風警戒センター(JTWC)の進路予報も見てみましょう。

やはり、西へ進む予報になっています。

8月28日のヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)でも、台風の進路予報を見てみましょう。

ECMWFの時刻表記も協定世界時(UTC)なので、日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。

画面の下のを押すと台風の動きがわかります。ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報では、今、小笠原近海にある台風が西に進み、沖縄をぐるっと回るようにUターンすると予報されています。

被害が大きくなるのでは?と心配になります。

8月29日発表のwindyの台風11号の進路予報

windyはチェコの会社で、リアルタイム天気予報サービスを世界中に提供しています。

カラフルな画面は眺めているだけでも楽しいのですが、台風11号の進路予報を見ると、そんなことは言ってられません。

引用:https://www.windy.com/?

画面の下のを押すと台風の動きがわかります。ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報と同様にwindyの予報も、今、小笠原近海にある台風が西に進み、沖縄をぐるっと回るようにUターンすると予報されています。

いつ頃、日本に近づくかは予報が安定していません。windyでは8月31日からと予報されています。もう少し遅いとみる予報もあります。

台風が海上にいる時間が長いと予想され、沖縄では数日間、暴風域に入るかもしれません。台風は対策次第で被害を減らすことが出来ます。マメに天気予報をチェックしてください。

台風が来ないと珊瑚が白化します

台風が来ないと珊瑚が白化してしまいます。

Twitterで珊瑚が白化している様子を見てみましょう。

台風が来ないと珊瑚が白化してしまいますが、あまりに勢力の強い台風だと珊瑚が折れてしまいます。また、サトウキビなどの農作物への影響も懸念されます。

天気予報をマメにチェックして台風対策を!

この数年、沖縄には大きな台風が来ていません。だからと言って、もう来ないとは言えません。

不安を煽っているのではなく、ザコキャラだと思っていたら、急にボスキャラになってしまうこともあるのです。RPGならなんとかなっても、台風の場合、ボスキャラになってからでは対策が出来ないので、あらかじめして欲しいと言いたいのです。

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沖縄の台風対策はきちんと準備&しっかり後片付けが重要です!
沖縄には毎年、台風が来ます。本土の台風と比べて、ずっと強烈で恐怖感が強いです。移住したばかりの方は驚くことばかりですし、「こんなはずじゃなかった」と思う旅行者をリアルに見ています。台風の影響を受けてから対策をすることは難しいので、私は「沖縄の台風はしっかり準備して、きちんと後片付けをすることが大切です。」とお伝えします。
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