車の免許も持っていないユミですが、バスに乗ると沖縄のあちこちに行けることに、今更気が付きました。
ですが、沖縄のバスは路線がめちゃくちゃ多いわりにバスの走っていない地域もあります。そんな地域には地域巡回バスがあることも。南城市にはNバスが走っていて、地域の方の日常の交通手段として使われていますし、遠方から訪れた人も快適に乗れます。
私も、のんびりとバスの旅を楽しんできました。絶景カフェと合わせてご紹介します。
※21年1月のブログに加筆して公開します。
まずは南城市役所を目指そう!
那覇からは南城市役所を目指すことをオススメします。
南城市役所の前はバスターミナルで、バスの待合室はゆるキャラの「なんじぃ」が目印の「なんじぃJr」って食堂になっています。この食堂がなかなかのおいしさで、ローカルテレビにも取り上げられたことがあります。
ここにはNバス娘がいる乗換案内所があるんです。「〇〇へ行くには、どのバスに乗ったらいいですか?」の質問に答えてくれるのはもちろん、「美味しいお店はどこ?」などの観光案内もしてもらえます。
Nバス娘のユニフォームはドラゴンフルーツ柄なんです。いいですね。地域愛が溢れています。
どこからどこまで乗っても、大人300円です。3回以上乗る予定ならば、1日乗車券が便利です。早速購入して乗り込みました。
降車ボタンも「なんじぃ」のシルエットです。かわいい。
Tenku terrace OOLOOでランチ!
まずは、中城湾を一望できる天空テラスカフェのOOLOO(オールー)へ。オールーとは沖縄の言葉で「青」の意味です。青い海と青い空が見渡せるからなのでしょう。
青が基調のかわいらしいインテリアの店内です。
座ったままで大きな窓から中城湾が眺められます。
メニューはこちら。
私はオムライスの中サイズ(1,180円)+ドリンクバー(280円)+デザート(180円)をお願いしました。
ドリンクバーはたくさんの種類があり、おかわり自由なところがいいですね。
あっという間にオムライスが運ばれてきました。確かに予約できる枠の都合上、一番乗りでしたが、驚きの速さでした。甘めのデミグラスソースなので、子供から大人まで好まれる味です。卵に包まれたご飯は薄めの味付けになっているので、くどさを感じませんでした。味が濃すぎると飽きてしまいますからね。
デザートです。左からゼリー、ガトーショコラ、塩麹のシフォンケーキ、マンゴーアイスです。これで180円と言うのは信じられないくらい、コスパ最強です。
眺めとインテリア、メニューとコンセプトが統一されているのに、なぜかカトラリーは安っぽいものだったので、ちょぴり違和感がありました。これさえなければ、満点です。
住所:南城市つきしろ1663
TEL:098-943-9058
新原ビーチは貸切状態!
「OOLOO」を後にして、どこへ行こうかとスマホで路線検索をしていると、新原(みいばる)ビーチと出てきました。
この日は暖かったので、ビーチを散歩してみようと途中下車しました。
新原ビーチは天然のビーチで、クラゲ防止のネットはありませんが、潮だまりもあることから、地元の方が利用する素朴な雰囲気のビーチです。
冬の期間は遊泳禁止なので、マリンセンターもグラスボートもお休みで、ちょっとの間、貸切状態でした。
この写真で「誰もいない海♪」とSNSに投稿したら、ツッコミがたくさん届きました(笑)
暖かい陽射しを感じつつ、美しい海を眺めているだけで、贅沢で満ち足りた気分になりました。
浜辺の茶屋で癒されました
新原ビーチから少し歩くと「浜辺の茶屋」に到着します。ガイドブックなどでおなじみの海辺のカフェですね。
潮の満ち引きの時間をチェックしなかったので、めっちゃ潮が引いていますが、気持ちの良いところであることに変わりがありません。
手作りっぽい建物の奥にはコンテナを厨房にしています。窓際の席とテーブル席、テラス席がありました。
私は運よく窓際の席に座ることが出来ました。
メニューはこちらです。
メニューが豊富で目移りします。
注文したのは、アイスコーヒー(500円)とスコーン(350円)です。
外はさっくり、中はふんわりのとてもおいしいスコーンでした。
浜辺に降りるとお店の全体がわかりますね。浜辺のテラス席も気持ちよさそうです。
住所:南城市玉城字玉城(たまぐすく)2-1
TEL:098-948-2073
夕食はチャーリーレストランで
浜辺の茶屋を後にして、斎場御嶽へ。こちらの様子は別の記事にします。
斎場御嶽をまわってから、がんじゅー駅でビデオを見せてもらいました。
観光案内所でもあるので、夕食にオススメのお店を伺うと「チャーリーレストラン」を案内していただけました。
都合の良いNバスは待ち時間が長かったので、「おでかけなんじぃ」を手配していただけることになり、車が来るまで、閉館時間を遅らせてくださいました。
これは好きなところへ自由に行けるタクシーのようなものですが、ひとり500円なんです。お得!
思いがけず南城市の心温まるおもてなしに触れて、とても嬉しかったです。
「チャーリーレストラン」は昔ながらのレストランです。アメリカの文化を取り入れているのでしょうね。
洋食と和食の両方があって、ウエイトレスはオバチャンなんです。昔のファミレスみたいで面白かったです。
私が注文したのは、ビールとハンバーグ(1,280円)。
すぐに、どこか懐かしいスープとサラダが運ばれてきました。
ハンバーグはつけあわせもたっぷりで、こんがりと焼かれたハンバーグはとてもおいしかったです。
私が店内にいる間にどんどんとお客様が来られて、地元の方のほうが多い印象でした。地元の方に愛されているお店は間違いないです。
あとから、パイがとてもおいしいと伺ったので、次回はパイをリベンジしたいと思います。
住所:南城市玉城字親慶原(おやけばる)28
TEL:098-948-1617
ポランの広場に泊まりました
実は17日の「いかだづくりイベント」の準備と交流会を前日の16日に行う予定だったのです。しかし、感染拡大防止のため、16日のスケジュールは中止となりました。既に宿の予約をしてあったので、南城市ひとりツアーに切り替えたのです。
ポランの広場はペンションです。ログハウスの建物にかわいらしい部屋があります。なかなか快適な宿でした。
ここは「朝日の見える宿」なんですが、雨で見られませんでした。
しかし、朝食の豪華さと言ったら!
モズクのスープ
トースト:自家製ジャムとバターをつけていただきます。
プレート:ゴーヤーなどの沖縄食材と黒豆となますがあって、お正月らしさも加わっています。
デザート:フルーツたっぷり
栄養バランスも良く、彩の美しい朝食でいいスタートが切れそうです。
まとめ
地域コミュニティバスを利用すると、目的地のすぐそばまでバスで行けます。地元の方の大切な足ですので、邪魔をしないような人数で利用すると、とても快適です。
那覇から1時間足らずで行ける南城市は、琉球開びゃくの言い伝えが残る地であり、絶景カフェがたくさんある地でもあり、新旧両方の魅力が楽しめます。
南城市の見どころはほかにもたくさんありますが、どこへ行ってもゆるキャラの「なんじぃ」がいること、おもてなしの心が溢れている興味深い地域でした。また、遊びに来たいなと思いました。