観光スポット

南城市「ガンガラーの谷」は神秘の森。探検気分が味わえます

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沖縄だけではないですが、その地が好きになるほど、単純に見るだけの観光スポットよりも、もっと深くかかわりたいと感じるようになります。

南城市にある「ガンガラーの谷」は能動的に体験できるスポットです。
私は2019年に訪れて、その神秘性に魅了されたので、21年の冬、22年の夏にもお邪魔してきました。

ガンガラーの谷の基本情報

ガンガラーの谷は、沖縄本島南部の観光スポット、おきなわワールドの向かいにあります。

ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れたところに草木が根付き、亜熱帯の森が広がっています。

すぐ近くで発見された約2万年前の人類である「港川人」の居住地ではないかと考えられているので、発掘調査が現在でも行われています。

CAVE CAFEの中、シートの下が発掘調査されたところです。

ガンガラーの谷に入るためにはガイドツアーに参加することが条件になっていて、森の広さは14,500坪、約1kmの道を80分程かけて歩きます。

ちなみに、ガンガラーの谷の名前は、子供が洞穴に石を投げ入れて遊んでいると「ガンガラー」って音をたてたことが由来とのことです。

CAVE CAFE(ケイブカフェ)に集合!

「ガンガラーの谷」に入るためには、事前にネットor電話でツアーを予約しておきます。空きがあれば当日でもOKですが、人気のツアーのため入れないことが多いので、事前予約をしてください。

集合場所は「CAVE CAFE(ケイブカフェ)」です。鍾乳洞の空間を活かしたカフェになっています。一歩入っただけで空気がガラッと変わる神秘的な空間です。

通常であれば、CAVE CAFEの立ち入りは自由なのですが、今は、ツアーに参加する人だけが立ち入れるようになっていました。

ツアー中はトイレがないので、あらかじめ済ませておきましょう。ツアースタート時間の10分前までに受付と支払いを済ませて、カフェの中で待ちます。

鍾乳洞の中はひんやりしているので、冬なら防寒対策をしてください。夏でもひんやりしています。

夏はシールタイプの虫よけがあると便利です。

ガイドツアーのスタートです

鍾乳洞の中なのにパラソルがあるのは、雫が落ちてくるからです。カフェはなくなってしまったようですが、500円でセルフサービスのドリンクを飲むことはできます。

まずはCAVE CAFE奥のステージの上に集合し、ガイドさんから次のような簡単な説明を受けます。

この鍾乳洞は琉球石灰岩で出来ていて、この鍾乳洞だけでなく、沖縄本島は琉球石灰岩が隆起してできた島です。

琉球石灰岩はサンゴから出来ていて、隙間が多いのが特徴です。琉球石灰岩の上に降った雨は地表を流れずに隙間を通って、地下を流れました。その水流が長い年月をかけて琉球石灰岩を浸食して、洞窟が出来ました。

ガンガラーの谷から1kmほどの港川フィッシャーで港川人が発見されました。フィッシャーとは裂けめの意味で、崖の隙間に挟まった状態で見つかりました。その崖は居住地とは考えにくい場所だったので、ガンガラーの谷が居住地だったのでは?と考えられているのです。

実際、発掘調査をしたところ、カフェのすぐ隣で「釣り針」や「カニの爪」などが見つかっています。古代の人たちも釣り針を使って魚を釣り、カニを食べていたのかな?と想像できますね。

タンブラーに入ったサービスの”さんぴん茶”を持って、ツアーのスタートです。

鍾乳洞だった証拠

CAVE CAFEを抜けてツアーをスタートすると、ガラッと雰囲気が変わってジャングル感が強くなります。

こちらはジャイアントバンブー、台湾から移築されたものですが、成長が早くてどんどん大きくなります。

かぐや姫が出てきそうな大きさでした。

ガンガラーの谷はもともと鍾乳洞であったところの天井部分が崩落して、草木が繁ったと考えられています。

上の写真の矢印の先、右上の崖に”ネズミの前歯”みたいな鍾乳石が見えます。鍾乳石はむき出しの状態では出来ないと考えられているので、ここがもとは鍾乳洞だった証拠と言われています。

クワズイモ

ガンガラーの谷のあちこちで見られるこの葉っぱは「ガンガラーの谷」のロゴになっている「クワズイモ」です。名前の通りに食べられません。葉っぱを触っただけでも被れますので、手折ったりしないでくださいね。

クワズイモの葉は、ジブリの映画「トトロ」のカサのモデルでは?と考えられているので、手折らずに葉っぱの下に入って、なりきり写真を撮るのはOKです。

イナグ洞

イナグとは沖縄の言葉で女性のことで、安産・良縁の祈りがささげられる場所です。入ることは出来ませんが、手前のところから拝みをすることは出来ます。

なぜここがイナグ洞なのかというと、ガイドさんの持っていた写真を見てください。

女性の乳房のような鍾乳石と、おしりのような鍾乳石があるからなんですね。

イキガ洞

こちらの洞窟は実際に立ち入ることが出来ます。雨の降り方によって水量が変わります。

入口は明るいのですが中は真っ暗なので、グループごとにランタンを貸してもらえます。これはホンモノの火なので、取り扱いにご注意ください。

なんだか冒険映画みたいで探検気分が高まり、思わず「インディジョーンズ」のテーマ曲を口ずさんでしまいます♪

イキガとは沖縄の言葉で男性のことで、洞穴の奥へ進むと男性のシンボルのような大きな鍾乳石があります。命の誕生や子供の成長を願うところです。

ライトが消えてしまったので、岩がカンテラの明かりに浮かび上がっていて、幻想的でした。

以前のツアーではこの石に触ることが出来ましたが、今は柵が出来ていて触れませんでした。こんなところにも影響があるんですね・・・。

大主(うふしゅ)ガジュマル

「うふ」とは沖縄の言葉で大きいの意味です。樹齢は150年くらいとか。

ガジュマルは枝からヒゲのような気根が下がっていて、これが地面につくと根付きます。するともとの幹は枯れてしまうので、ガジュマルは「歩く木」とも言われています。

ガジュマルにはキジムナーと言う妖精がいると信じられています。赤い髪をした少年のような姿と言われていて、心がキレイな人しか見えないそうです(笑)

ここが一番有名で人気のスポットで、とても神秘的です。
神の恵みを感じられて、気持ちが浄化され、素直に感謝の気持ちが湧いてきます。

ずっといたいくらい、神秘的で素敵な空間でした。

ツリーテラス

ガジュマルの木の上に木材だけで作ったテラスです。ここからあたりを一望することが出来ます。

写真の矢印のあたりが港川フィッシャーです。

 

↑これはミニフィッシャー。挟まるにはちょっと狭そうですね。

武芸洞

武芸洞(ぶげいどう)に近づくと横穴がたくさん見えました。入れそうですね。

武芸洞は広々としていて平らなので、古代の人の生活空間だったのではないかと考えられていて、発掘調査がされています。確かに水もありますし、明るいですが、風通しが良すぎる感じもしますね。

ずっと奥まで洞窟が広がっていました。

なぜかここを撮影すると毎回ボケてしまいます…

武芸洞の一画にある、こちらのきれいに並んだ石は石の棺(ホンモノ)で、中から人骨が発見されました。地表から15cmのところで発見されたので、何万年も前からこの空間が変わっていないことがわかります。

貝で作ったネックレスとブレスレットも一緒に見つかっているので、加工する技術があった、装飾品を楽しんでいたことが想像できます。

もしここが生活空間だったら、すぐそばに亡骸を埋葬していることになるので、私は大事な人だったのではないかなと勝手に想像しました。

ツアー解散の場所は、ガンガラーの谷の向かいにある「おきなわワールド」の中でした。本当に広く繋がっていたことがわかります。

港川人は琉球石灰岩の土地、火山のない沖縄本島だったのでとても良い状態で発見されました。港川人は日本人のルーツではないかと研究されています。(違うという説もあります。)

古代の人々がいたからこそ、今の私たちが存在するので、ロマンを感じます。自然そのままの植物や鍾乳石に触れて私たちも自然の一部であるなと感じました。
気持ちが浄化されるので、パワースポットとして人気があるのも納得できますね。

県の内外を問わず、多くの人に訪れて欲しいスポットです。

ガンガラーの谷のアクセス

車の場合:那覇空港から約30分

路線バスの場合:那覇バスターミナルから約50分

住所:沖縄県南城市玉城(たまぐすく)字前川202

TEL:098-948-4192

駐車場:無料駐車場有り

ツアー料金:大人:2,500円 中学生以上:1,500円

ツアー予約はWEBが便利です。https://gangala.com/

 

ツアーコースのほとんどはコンクリートの歩道が整備されてますが、車イス、ベビーカーには対応していません。

たくさん歩きますので、歩き慣れたくつと動きやすい服装で参加してください。ハイヒールやサンダル、スカートはNGです。

※感染拡大防止のため、ツアー内容が通常とは異なる部分もあります。ご了承ください。

※ガンガラーの谷は食事をするところがありません。ランチは、おきなわワールドの中など、他のところで済ませてください。

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