小規模な醸造所でこだわりを持って丁寧に作られたビールをクラフトビールと呼びます。
地ビールと呼ばれて人気になった時期もありましたが、味は二の次のお土産ビールになってしまい、淘汰されていきました。
クラフトビールは作り方も種類も様々で、同じ種類のビールでも醸造所やブルワー(作り手)によって味が異なります。そこがクラフトビールの魅力だと私は思っています。
私はクラフトビールを飲み始めて日が浅いのですが、いろんなビール、いろんな方との出会いがあり、飲むほどに魅了されています。
今日は、沖縄のクラフトビール好きが必ずと言っていいほど名前を挙げる「麦(ばく)」を紹介します。
何度も伺っているので、まとめてUPします。
麦(ばく)はこんなお店
ビルの2Fにある麦(ばく)は知る人ぞ知るお店のような外観です。
2020年の9月に二代目オーナーにチェンジしたそうで、その時にインテリアやフードメニューも一新しました。
なぜか、那覇のクラフトビールのお店は定番の雰囲気というのがなくて、お店によって雰囲気が全然違います。
初代オーナー時代の麦にお邪魔したことがありますが、水槽があったり、ポスターが貼ってあったりとちょっと混沌(カオス)感がありました。これらがすっかりなくなり、スッキリした印象になりました。
今は店内の左奥が厨房とカウンター席、右側にテーブル席とシンプルなビアバー感がするインテリアになっています。
テーブル席にいたサメのぬいぐるみはソーシャルディスタンスを醸し出しているのかな?
麦はタップの数が多い!
樽生のクラフトビールは封を切ってしまうと日持ちがしません。冷蔵庫に入れても10日間程度です。
なのに、麦はタップがたくさんあります。たぶん、那覇で最多だと思います。
メニューにまだ本調子じゃないって書いてありましたが、この日のラインナップは14種類。多いと17~18種類揃うとか。
どのビールをいつでもおいしく飲めるように、管理するのも大変だと思いますが凄いですね。
ダブルアップIPA/サンゴビール
左側が私の注文したダブルアップIPAです。大好きでよく飲んでいるサンゴビール。ロゴがかわいいですね。
IPAはインディアペールエールの略で、その昔イギリスから植民地だったインドにビールを運ぶ際に、傷まないようにと殺菌作用のあるホップを大量に入れたのが始まりとか。
ダブルアップはサーフィンの技が由来で、サンゴビールのスタンダードなIPAよりも、もっとホップが効いています。苦いんですが、おいしいです。ただ苦いんじゃなくて、コクも増していると思います。
ゆっくり飲みたい私にピッタリです。ただアルコール度数も高いので、2杯目以降に飲むことをオススメします。
パッションフルーツエール/宮古島マイクロブルワリー
ビールを作る過程でパッションフルーツを加えています。爽やかさのあるビールです。
ビールの作り方(スタイルと言います)だけでも、100種類くらいあって、同じ作り方でも作り手によって味が異なります。さらに、注ぎ手によっても味が変わるんです。
つまり、クラフトビールって一期一会なんです。たまりませんわー。
フードメニューも一新しました
フードメニューはこちらです。
洋食、和食にこだわらずビールに合うおつまみが並んでいます。
お通し
毎回異なるお通しがおいしいです。ひとひねりしてあって、一般的なものは出てきません。
この日のお通しは、ミミガーの煮凝りです。ミミガーとは豚の耳ですね。コリコリした食感が楽しめるので、和え物にすることが多いのですが、煮凝りって初めて食べました。大人の味でお酒が進みます。
フライドポテト
以前の麦は開店時間が遅かったので、どうしても2軒目、3軒目のお店のイメージが強いです。
実はこの日もこちらが3軒目だったので、すっかりお腹がいっぱいになってしまって、ポテトをつまむ程度でした。
麦チョコ
私はおしゃべりを楽しみながら、ビールを飲むのが好きです。なんとなく、手持無沙汰になるので、軽いおつまみがあると嬉しいです。
チキンバスケット
麦の新しい名物になったチキンバスケットです。サクっとした唐揚げはジューシーでおいしいです。ポテトもたっぷりですね。
ひとりでもフラッと入りやすい雰囲気になったので、次回はビールと一緒に、他のお料理も食べてみたいなと思いました。
麦(ばく)へのアクセス
モノレール県庁前駅近くにある、沖縄銀行本店の裏手にあります。
住所:那覇市久茂地3-9-21UD久茂地ビル2F
TEL:098-861-8915
営業時間:17:30~24:00
定休日:不定休 インスタでご確認ください。