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<閉店>那覇市首里「あやぐ食堂」は働き者のおばちゃんが作るボリュームたっぷりの定食屋さん

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旅先で地元の方と同じような食事をしたかったら、食堂に行くといいとよく言われます。

確かに沖縄の食堂も、地元の方たちが普段食べているものを食べることが出来ます。

ですが「あやぐ食堂」は、県外の食堂とはかなり違っています。

定食を食べてきたので、早速紹介します。

※価格は訪問時のものです。この後価格改定となったものもあります。

※23年10月末で閉店となりました。

「あやぐ食堂」はこんなお店

あやぐ食堂の外観を撮影した写真

あやぐ食堂の外観

「あやぐ食堂」は首里駅の住宅地の中にあります。

ななほし食堂の外観を撮影した写真

ななほし食堂の外観

首里駅のすぐそばの「ななほし食堂」と姉妹店なのですが、「あやぐ食堂」のほうが、地元感が溢れています。

「あやぐ食堂」も「ななほし食堂」も働き者のおばちゃんが、キビキビと動き回っていて、食堂=働き者のおばちゃん の図式が成り立ちます。

他にも「あやぐ食堂」は

  • メニューの種類が半端ない
  • ボリュームたっぷり
  • コスパ最強

なんて特徴があります。

「あやぐ食堂」の店内の様子

サッシの入り口を開けて店内に入ると、右側が厨房とカウンター席、左側にテーブル席、奥に小上りがあります。

お客様は、近くで仕事をされていた方が多い印象で、作業着姿の方もいます。沖縄県民の日常的な姿って言えそうです。

あやぐ食堂の店内を撮影した写真

あやぐ食堂の店内の様子

あ夜具食堂の小上りを撮影した写真

お客様のいない席だけ写真を撮りました

混雑していたので迷惑にならないように写真を撮影したら、よくわからない写真になってしまいました。

そこで、Twitterであやぐ食堂のことを探ってみました。

壁に貼ってあるメニューの種類が多いのがわかりますね。写真1枚で撮りきれないほど、メニューの種類がハンパないんです。

沖縄そば定食なので、ご飯とお刺身とチキンカツが付いています。食べきれるのかな?

天ぷら定食は、こんなテンコ盛りでした。やっぱり食べきれないほどの量なんですね。

沖縄の食堂と言えば、みそ汁定食。みそ汁はおかず的な位置づけなので、みそ汁だけじゃないんです。あやぐ食堂では、お刺身と目玉焼きが付いていて、ボリュームたっぷりなんです。

私がお邪魔している間に、ゆし豆腐定食が運ばれているのを見ました。大きなどんぶりに入ったゆし豆腐に、チキンカツとお刺身が付いています。店員のオバチャンが「重いよ」って言いながらお客様に手渡しする程のボリュームで、思わず笑ってしまいました。

よく沖縄のオバーの家に行くと、あれ食べなさい、これ食べなさいと言われます。これをカメーカメー攻撃と言いますが、食堂にも受け継がれているようで、どのメニューもボリュームたっぷりなんです。

とうふチャンプルー定食を食べてみました

「あやぐ食堂」のメニューは壁にずらっと貼ってあります。全部は撮りきれませんでした。

あやぐ食堂のメニューを撮影した写真

あやぐ食堂のメニューは一枚で収まりません

このご時世なので価格が変わったものもあります。(さらに価格改定となったものもあるようです。)

私は「とうふチャンプルー定食」をお願いしました。(当時690円)

セルフサービスのお水やお茶を飲んでいると、すぐに運ばれてきました。

あやぐ食堂のとうふチャンプルー定食を撮影した写真

あやぐ食堂のとうふチャンプルー定食

とうふチャンプルーとは、島豆腐と野菜をいためたもので、野菜は何でもいいのです。

この”特に決まりはない”っていうのが沖縄にはたくさんあります。沖縄では決めないことで争いごとを避けていたのかもしれません。

チャンプルーとは島豆腐を使った炒め物のことなので、ゴーヤーチャンプルーだけではないんです。

 

とうふチャンプルーは、しょうゆ味を効かせた濃いめの味付けなので、ご飯が進みます。時々、ご飯に手を抜くお店を見かけますが、「あやぐ食堂」はご飯もなかなかおいしいです。

とうふチャンプルー定食には、お刺身も付いていました。しっかりとさっぱりの両方が味わえて嬉しいですが、お腹いっぱいになりました。お腹いっぱいになって690円って、コスパ最強です。

ゴーヤーチャンプルー定食を食べてみました

別日に再訪して、ゴーヤーチャンプルー定食を食べることにしました。(750円)

あやぐ食堂のゴーヤーチャンプルー定食を撮影した写真

ゴーヤーチャンプルー定食

ゴーヤーはビタミンCとカリウムが豊富なので、夏に摂りたい栄養素を含んでいるんですね。

「あやぐ食堂」のゴーヤーチャンプルーは、たっぷりのゴーヤーとニンジン、玉ねぎ、と島豆腐と卵です。しょうゆ味のしっかり目の味付けですが、バランスがいいですね。

ゴーヤーチャンプルーにも、お刺身が付いていて、お腹がパンパンになりました。
「あやぐ食堂」へ行く時は、お腹をペコペコにしてから行くことをオススメします(笑)

「あやぐ食堂」が閉店と聞いて「フーちゃんぷるー」を食べに行きました

「あやぐ食堂」が23年10月末で閉店すると聞いてショックを受けました。

今のうちに行っておこうと思いました。旧Twitterを見ていると「並んでる」や「50分待った」などのツイートが見つかったので、友人と一緒に開店時間より早めに行くことにしました。

開店時間の9:00より前にお店の前に到着しましたが、店内で待っていていいと言ってくださったので、座ってお茶を飲みながらテレビを見つつ開店時間を待つことが出来ました。

こういう配慮が有難いですよね。

私は食べたことのない「ふーちゃんぷるー」をお願いしました。オーダーが同じタイミングだったので、少しだけ待ちました。

待っている間にもどんどんとお客様が入って来られ、お店の外に順番待ちの行列が出来ているのも見えました。たくさんの地元の方に愛されていて、閉店を惜しむ方がおおいことがわかります。

私と友人は小上りに座りましたが、どんどんお客様が入って来られたので、先輩のご夫婦にお声を掛けて相席することにしました。もともと相席が当たり前のお店ですが、このご夫婦はとても感じのいい方で、あやぐ食堂はこういう方に支えられていたんだなとしみじみしました。

少し待って運ばれてきた「ふーちゃんぷるー」がこちらです。

あやぐ食堂のふーちゃんぷるーを撮影した写真

ふーちゃんぷるー

 

定食ではないので、ふーちゃんぷるーとご飯とお味噌汁で、お刺身は付いていませんが、麩、スパム、キャベツ、もやし、ニンジン、ニラなどがちゃんぷるーになっていてボリュームたっぷりです。

味くーたー(味が濃くておいしいの意味)のふーちゃんぷるーでご飯が進みます。ご飯も手を抜いていないのでおいしいのですが、流石にお腹がいっぱいになってしまって、ご飯が食べきれませんでした。

店内には毎日のように通っているオジー、近くで働いている方、閉店を惜しんで来店された老夫婦などの姿があって、たくさんの方に愛されていることを実感しました。閉店は惜しいですが、”沖縄の食堂”のマインドが引き継がれることを願います。

「あやぐ食堂」へのアクセス

首里駅からモノレール沿いに石嶺駅方面に進み、首里りうぼうの並びです。

住所:沖縄県那覇市首里久場川町2-128-1

TEL:098-885-6585

営業時間:9:00~15:00

定休日:水曜日、日曜日

駐車場:有

お店のすぐ左隣と

あやぐ食堂の駐車場を撮影した写真

あやぐ食堂のすぐ左隣の駐車場

ローソンの隣にもあります。

あやぐ食堂の駐車場を撮影した写真

あやぐ食堂と札のあるところに停めてください

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