お酒

<閉店>那覇市壺屋「Taste of Okinawa」3つの顔を持つビアレストラン

テイストオブオキナワのエントランス お酒

小規模な醸造所で丁寧に作られたビールをクラフトビールといいます。

沖縄でもクラフトビールの人気は高く、おいしく飲めるお店がたくさんあります。

1つのお店でじっくり味わうのもいいし、あちこち巡って飲み比べてみるのも楽しいです。

「Taste of Okinawa(テイスト・オブ・オキナワ)」は、おいしいクラフトビールとおいしいフードが楽しめるので、度々お邪魔しています。まとめて紹介します。

※23年5月28日で閉店することとなりました。

Taste of Okinawaのコンセプト

Taste of Okinawaは、「海だけでない沖縄の魅力を演出する」をコンセプトに設立されました。

Taste of Okinawaは大きく分けて、2つのサービスを提供しています。

ひとつが、全て英会話での沖縄料理体験です。まず、公設市場などへ行って沖縄の食材について学び、購入します。購入した食材を使って料理を作って食べます。すべて英語なので、外国人の参加者がほとんどです。もちろん、英語が堪能なら日本人でもOKです。

感染対策をしてあるカウンターにタップが設置されています。

もうひとつが、クラフトビールの味わえるレストラン&バーです。5つのタップ(樽生)とたくさんのボトルビールがあり、県内外の選りすぐりのビールが並びます。

最近はもうひとつの顔があるように思います。

2017年からスタートし、毎月開催される「サンライズマーケット」は、都市型マルシェとしてすっかり定着しました。マーケットの当日には、Taste of Okinawaの店頭はマーケットの本部になり、店内は飲食スペースになり、トイレも使えます。

Taste of Okinawaの代表の方は那覇出身で、ビールと食と沖縄を愛する熱血漢ですが、とても腰の低い方で、お店だけでなく様々なビールのイベントの実行委員など多岐にわたる活躍ぶりです。

Taste of Okinawaの店内の様子

木目が美しい外観です。お店の外のアーケードにはテラス席が2つあります。

店内に入って、右側がカウンター席と厨房、左側には大きなテーブル席が2つあり30人くらい入れる、緑色の壁が印象的な広い店内です。

クラフトビールを楽しみました

その日によって、楽しめるクラフトビールのラインナップは異なりますので、メニューを確認してください。

クラフトビールはスタイルと呼ばれるビールの種類が、100種類以上もあるとか。同じ種類でも醸造所によって味わいが異なります。

なので、迷ったらスタッフの方に聞いてください。「苦くないのは?」とか「甘くないのが好き。」など自分の言葉でいいです。スタッフの方は快く教えてくださいます。恥ずかしがったり、知ったかぶりして失敗してしまうほうがもったいないです。

この日のラインナップはこちらです。

飲み比べ3種(900円・税別)

その日のビールのラインナップから3種類選んで飲み比べをすることが出来ます。

左からトロピカルピンクby城端麦酒/梅byFar Yaste Brewing/アルトbyウォルフブロイ

トロピカルピンクはグレープフルーツの爽やかな感じがしました。アルコール度数が低いので飲みやすいです。梅はビールの苦味と梅の酸味と苦味がマッチしています。甘くないのがいいですね。

アルトは何度も飲んでいますが、焙煎した麦芽のコクが感じられて、とてもおいしいです。

サンクトガーレン/アマビエIPA(650円・税別)

厄病退散にご利益のありそうな名前だったので、注文してみました。淡い色が美しく、IPAですがジューシーな印象で、飲みやすいビールでした。爽やかなのど越しがおいしいです。

サンゴビール/IPA(550円・税別)

私は1年くらい前にこちらで初めて、サンゴビールのIPAを飲みました。それまで飲んでいたビールとは全く異なる味わいで、ホップをたっぷり使って作ってあるので、苦いんです。苦いけれど、おいしい苦さと言ったらいいでしょうか。香りが良くて、香ばしくて、「これだ」と思いました。それ以来、一番よく飲んでいるビールになりました。サンゴビールのIPAは、味の濃いフードと組み合わせてもおいしいところも気に入っています。

フードを楽しみました

クラフトビールのおいしいお店はたくさんありますが、Taste of Okinawaはフードもおいしいんです。ハズレがないって、すごいことだと思います。何度もお邪魔しているので、まとめてUPします。

メニューはこちら。

前菜プレート(1,000円・税別)

この日は友人と一緒に伺ったので、前菜のプレートをシェアしました。どれもおいしいのですが、強いて言うなら、ラタトゥイユでしょうか。トマトと野菜を煮込んだ冷たい前菜です。実は私はトマトが苦手なのですが、こちらはとてもおいしく戴きました。

アランチーニ(715円・税別)

ライスコロッケです。ころんとかわいらしい形にまとめてあります。トマトソースをつけながら戴きましょう。揚げ物とビールの相性は間違いなし!ですね。

スイートポテトフライ(715円・税込み)

誰もが知っているポテトフライとビールの相性の良さ。Taste of Okinawaでは、さつまいもと紅イモのポテトフライを楽しめます。ほんのり甘いポテトフライがおいしいです。

県産マグロとパイナップルのサラダ・ハーフ(530円・税別)

県産のマグロをあぶってパイナップルを巻いてあります。発想が素晴らしいなぁ。

ドレッシングにもパイナップルが使ってあるのかもしれません。とても爽やかな味でした。

フィッシュ&チップス・ハーフ(830円・税別)

オススメを伺ったところ、こちらをご案内いただいたので注文しました。

ハーフサイズでこのボリューム!凄いですね。

食べるとふわふわなんです。きっと衣にビール入れてあるんでしょうね。今までに食べた中で一番好きな味でした。リピ決定です。

ラビオリ(750円・税別)

じゃがいもをラビオリでつつんでトマトソースで煮込んであります。トマトソースは酸味が押さえられているので、にんまりしてしまうおいしさです。

スーチカーの揚げ春巻き(638円・税込み)

沖縄の伝統料理のひとつ、豚の塩漬けであるスーチカーを春巻きの具にしてあります。シイタケなどのほかの具材との相性がバッチリでした。しょう油ではなく、スイートチリソースを付けながら食べるので、ビールの風味を邪魔していないと思います。

追記:2021年10月に再訪しました

緊急事態宣言中は休業でしたが、宣言が解除になって、営業を再開したと伺ったので、再訪しました。

日によって、クラフトビールのラインナップは変わります。この日のクラフトビールのメニューはこちらです。

どれを選んだらいいか悩んでしまう方のために、チャート図もあります。

私の好みと結果がバッチリあっていました。

 

沖縄のブルワリー(醸造所)についても紹介されています。

飲み比べ3種(990円)

ダブルIPA/ジューシーIPA/サンゴビールのIPA

どれもIPAですが、味が違うんです。面白いですね。

秋の気まぐれ/京都醸造

レッドIPAなので、赤みがかかった色合いです。香ばしくておいしいです。やっぱり、ロースト感のあるビールが好きだなと再確認しました。

ポテトサラダ(528円)

ポテトサラダのおいしいお店は、間違いがありません。ゆで卵とポテトのバランスのいいひと品でした。

手ごねハンバーグ(968円)

肉汁たっぷり!つなぎで誤魔化してないお肉たっぷりのハンバーグでした。にんまり。

ガーリックシュリンプ(968円)

エビがプリプリです。いい食材を吟味していることが良くわかります。ガーリックソースが後引く味でした。おいしいな。

テイクアウトも出来ます

2020年に法律が変わったので、ボトルのテイクアウトもできるようになりました。

クラフトビールは味はもちろんのこと、ラベルにもこだわっているので、飲み終えたボトルをインテリアにする方も多いです。

私がこの日にテイクアウトしたのは、箕面(みのお)ビールの桃ヴァイツェンです。(990円・テイクアウト割引あり)私は甘いお酒が苦手なので、フルーツを使ったビールはあまり飲まないのですが、こちらは例外です。桃のみずみずしさとヴァイツェンの爽やかさが、とてもおいしいです。

Taste of Okinawaの基本情報

追記:23年5月28日で閉店することになりました。Facebookをご覧ください。


国際通りから平和通りに入って、終点まで進むとサンライズなはのアーケード街にぶつかります。そこを右に曲がってサンライズなはの真ん中あたりの左側にあります。国際通りから5,6分、モノレール牧志駅から歩いて12,3分です。

ビール以外のお酒もありますし、ソフトドリンクもあります。ひとりでもグループでも楽しめます。

 

  • 住所:那覇市壺屋1-6-21
  • TEL:098-943-6313
  • 営業時間
    水〜土  17:00〜23:00 (L.o22:30)
    日      15:00〜21:00 (L.o20:30)
    定休日 :月・火

駐車場はありません。コインパーキングをご利用ください。

 

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