私Yumixことユミは藍色が好きです。
器を購入する時も藍色が多いし、インテリアグッズや服も藍色が好きです。
好き過ぎて、藍をペンネームにしてた時期もあったくらいです。
桜坂市民大学で藍染講座に参加してきたので、その様子を紹介します。
※21年10月のブログに加筆して公開します。
桜坂市民大学とは
映画を上映している桜坂劇場には、桜坂市民大学と言うカルチャースクールがあるんです。
この階段を昇ると桜坂市民大学です。
講座の内容は、沖縄に関するものや語学、ダンスなど様々で、長期的に学ぶものから、1回だけの講座もあります。
桜坂ファンクラブに加盟している私は、定期的に送付される冊子で講座を知り、申し込みました。
緊急事態宣言で、映画館の土日休業要請に応じたため、講座の開催が延期になり、8月の予定でしたが、10月に「藍染講座」を受講することが出来ました。
藍染について
藍染は泥藍を作って染める方法と、生葉で染める生葉染めの2種類があります。
泥藍の染め方は
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- 琉球藍の葉っぱを数時間から数日付ける。
- 水にインディゴが染みだし、石灰をいれて泥藍をつくる。
- 泥藍に水、泡盛、水飴をいれて染める。
職人技なので、熟年の間が必要になります。泥藍は保存できるので、繰り返し使用できます。
私が体験したのは生葉染めで、生の葉を使って染める方法です。
ちなみに、県外の藍はタデ科の植物ですが、琉球藍はキツネノマゴ科で種類が異なります。
生葉染めの実習です
テーブルの上に、コンロと生葉が準備してありました。
琉球藍の葉っぱは、布10gに対し、150gの葉っぱが必要になります。琉球藍は雨の多い時期に収穫するので、生葉があるときにしかできない方法です。
シルク製のストールを染めます。ストールは一度ぬるま湯に浸しておくと、染めムラを防ぐことが出来ます。
まずは、藍の葉っぱを茎から外し、半分にちぎって、洗濯ネットに入れます。洗濯ネットって生活感がにじみ出ますが、とても便利なグッズでした。
洗濯ネットを火にかけたボウルに入れて煮だします。
紅茶のティーバックと同じように、時々洗濯ネットをゆすると、お湯に藍を煮出すことが出来ます。
お湯の温度によって、藍色の濃さが変わります。
50℃くらい:水色
60℃くらい:藍色
70℃くらい:紫
さらに高温:グレー
になります。
温度計でお湯の温度を細かくチェックして、好みの色になるような温度にします。
ストールを全てお湯に浸すと、全部が同じ色になりますが、お湯に浸す部分と外に出しておく部分を変えることでグラデーションに染めることが出来ます。
写真を撮るために手を放していますが、コンロの火が燃え移らないように、外に出しておく部分は、手で持ったほうがいいです。
布が乾くと若干、色が薄くなりますが、布が重なると色が濃くなるので、加減を見ながら引き上げるポイントを探ります。
私はこんな感じに染めてみました。
講座参加者は7人でしたが、それぞれが違った色に染めあがりました。
なんと、煮出した藍染の液は二度は使えないそうで、保存も効かないとのことです。もったいないですね。
ストールが薄手で、すぐに乾いたので、完成が嬉しくて、そのままスカーフを巻いて出かけました。
思ったよりも簡単ですが、唯一無二の染め上がりになるので、藍染は奥深いのだと実感しました。
何度か経験したことのある藍染めですが、何度やっても同じ仕上がりにならないので、またやってみたいと思いました。
桜坂市民大学へのアクセス
国際通りの中ほど、てんぶす那覇の脇の道を壺屋方面に進みます。希望ヶ丘公園の向かいに桜坂劇場があり、そのわきの階段を昇った2階にあります。
桜坂市民大学はネットでも申し込むことが出来ます。お気軽にどうぞ。
住所:沖縄県那覇市牧志3丁目6−10
TEL:098-860-9555