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首里城公園「歴史植物ガイドツアー」に参加してきました

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首里城公園では、様々なイベントや企画があります。23年2月18日から3月12日まで”琉球華巡(琉球の華みぐい)”というイベントが開催されています。

たくさんのプログラムのひとつに「歴史植物ガイドツアー」がありましたので、参加してきました。

首里杜館で集合

首里杜館を撮影した写真

首里杜館

集合場所は首里杜館(すいむいかん)でしたが、建物のどこで待っていたらいいのかわかりませんでした。どなたに聞いてもよくわからないという…。後に嫌な予感が当たることになってしまいます。

参加者よりもあとからやってきた学芸員のお2人と一緒に「歴史植物ガイドツアー」の出発です。

守礼門周辺

守礼門を撮影した写真

守礼門は工事中

守礼門は塗り直し工事の真っ最中です。観光で訪れた方はちょっと残念なのかもしれませんね。

琉球華巡の企画でたくさんのお花が飾られていて、とても華やかなでした。

ブーゲンビリアを撮影した写真

ブーゲンビリア

ブーゲンビリアが色が豊富なことを知りました。色が付いているところは花ではなく、中の白いのが花です。

園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)

園比屋武御嶽石門を撮影した写真

園比屋武御嶽石門

こちらが世界遺産ですが、元の石は屋根のギザギザの部分だけで、あとは復元されたものだそうです。

リュウゼツランを撮影した写真

リュウゼツラン

石門の隣にリュウゼツランがあります。リュウゼツランは数十年に1度しか花を咲かせません。22年に花が咲いたのでニュースになっていました。花が咲いた後は枯れてしまうそうで、一生に一度しか咲かない花なんですね。

リュウゼツランはたくさんの種類があり、こちらはテキーラにはならないそうです。

 

柳を撮影した写真

銭蔵(ぜにくら)の前にあるのが柳です。首里城公園内の植栽は史実に基づいて植えられているそうです。柳が植えられていたと文献にあるそうですが、柳はカミキリムシが付きやすいので枯れてしまうことが多いとか。

こちらは元々はなんだったか、よくわかっていないとのことです。浦添ようどれに構造が似ているので用途も同じだったのかもしれないと伺いました。戦時中に学生たちが掘ってガマとして使われました。

キイチゴを撮影した写真

首里城公園内のキイチゴは採らないでくださいね

キイチゴです。首里城公園の中にキイチゴが植えてあるなんて驚きました。琉球時代、キチイゴは”カタイチュビ”と呼ばれていて、子供が授かりやすいと信じられていたのだそうです。もしかしたら、国王様や王妃が食べていたのかもしれませんね。

首里城は県外の城壁と違って、角のない曲線が美しいのが特徴です。

よーく見ると「復元石積」と「遺構石積」と表示されています。知らなかったなぁ。沖縄戦で壊滅的な被害を受けてしまった首里城を丁寧に復元されたのでしょうね。

フォトスポットが作られていました。

ここのベンチに座って写真を撮ると、ブーゲンビリアの向こうに瑞泉門がキレイに撮影できます。フォトスポットがあるのは、今だけでしょうか?

下之御庭周辺

下之御庭(しちゃぬうなー)の手前に日時計があります。

首里城の日時計を撮影した写真

日時計

首里城では水時計と日時計の2つを用いて時を知らせていました。日時計だけでは天気が悪いと時がわからないからです。ですが水時計はどのようなものだったかわかっていないそうです。

沖縄戦で資料や古書が失われてしまったからでしょうか。いつかどんな水時計だったかわかると良いですね。

龍柱

龍柱のプレハブを撮影した写真

龍柱

首里城正殿が火災に遭ってしまった時もずっと立ったままだった龍柱。キズが付いているので台座から取り外して修復されました。首里城復興の時に参考にするそうです。

首里森御嶽は聖地で、拝みの場所になっています。
下之御庭の奥にある京の内は女性だけが立ち入れる祭祀儀礼の行われたところです。そのためどちらも必要以上の剪定は行わず、神秘的な空間になっています。

奉神門から有料区域

奉神門を撮影した写真

奉神門

奉神門をくぐって有料区域へと進みます。

木材倉庫に描かれた首里城正殿を撮影した写真

木材倉庫に描かれた首里城正殿

門をくぐると木材倉庫の壁面に首里城正殿のグラフィックが描かれました。

ずっと見ることの出来なかったあの美しい正殿が見事に再現されています。2026年の復元完成が待ち遠しいですね。

木材倉庫の中の様子を撮影した写真

木材倉庫の中の様子

パネルの後ろで作業している方の姿が見えます

木材倉庫では木材を加工したり、保管をします。

素屋根と呼ばれる首里城正殿の覆いを建設中

首里城正殿は大きな覆いの中で作業をするので、今は覆いの工事が進められていました。

御内原(おうちばら)の植栽も史実に基づいているそうです。

御内原の菊を撮影した写真

御内原の菊

こちらは菊が植えられています。小さめの菊だったと考えられているので大輪の菊はありません。

御内原のシークヮーサーを撮影した写真

御内原のシークヮーサー

こちらはシークヮーサーです。九年母はミカンもあるのですが、研究の結果、シークヮーサーではないかと考えられたため植えられています。

 

「歴史植物ガイドツアー」の企画はとても良かったのですが、ガイドさんの声が小さかったために集中できず、参加者は私語が多くなっていました。無料のツアーだったためか、参加者の姿勢も違っていて、ちょっと残念に思いました。

マイクを使うとか、ちょっとした工夫で解決できたと思います。

首里城の基本情報

私が書いた首里城に関する記事のリンクを貼っておきます。

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住所:那覇市首里金城町1-2

TEL:098-886-2022

開園時間:

4月~6月:8:30~19:00

7月~9月:8:30~20:00

10月~11月:8:30~19:00

12月~3月:8:30~18:00

休場日:7月の第一水曜日とその翌日

駐車場もありますが、トップシーズンには満車になることもあります。国際通り方面に戻るなら、池端交差点にあるコインパーキングが便利です。

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