南城市は那覇からのアクセスも良く、魅力的なところなので何度もお邪魔しています。
南城市は、自然豊かで歴史的なロマンも感じるし、おいしいものもたくさんあります。
なるべく、前回と同じにならないような場所を選んで、またまためぐってきました。
おいしくて、眺めのいいツアーでした。
絶景カフェ「山の茶屋楽水」で海を見ながらランチ
路線バスに乗って南城市へ。まずはランチを食べようと「山の茶屋楽水」を訪れました。
海から見た浜辺の茶屋
「山の茶屋楽水」は以前訪れた「浜辺の茶屋」のすぐそばにあって、同じオーナーさんが経営する姉妹店です。
「山の茶屋楽水(らくすい)」は「さちばるやーどぅい」の中にある施設のひとつです。
さちばるやーどぅいの案内図
「さちばるやーどぅい」の「さちばる」は沖縄の言葉で、崎(さち)にある原(ばる)のこと。集落から見ると岬に当たる場所なので、こう呼ばれています。オーナーさんはこの地域を「さちばるやーどぅい」と呼んでいて、「やーどぅい」とは、琉球王朝時代の1700年代半ば頃から、経済的な理由で王府を離れざるを得なくなり、首里(しゅり)から地方に散らばった士族が、新たな生活の拠点にするために切り拓いた集落のことだそうです。
山の茶屋楽水へは、左側にある矢印をお見逃しなく
道路沿いに駐車場はあるのですが、「山の茶屋楽水」へ行くには、長い階段を昇る必要があります。
自由に使っていい杖が置いてあります
長いので自由に使って良い杖が備え付けてある程なんです。
森に抱かれた山の茶屋楽水
頑張って昇ると「山の茶屋楽水」が現れました。森の中にある山小屋のようですね。
山の茶屋楽水の入口
ドアから店内に入ると、思っているよりも広くて驚きました。
スキップフロアのような作りで、2階には窓際のカウンター席とテーブル席、お座敷もありました。
奥の壁が琉球石灰岩です
「山の茶屋楽水」を建てる時には、土地を切り崩さず、ありのままの地形を生かした店にしていて、元々あった琉球石灰岩をそのまま壁にしてあるのだそうです。
席に座ったままでこの眺めが見えます
窓際の席に案内していただくと、座った目の高さから美しい海が見えます。
潮をチェックしなかったので、毎回潮が引いています(汗)
メニューはこちらです。
山の茶屋楽水のメニュー
私は「さちばるそば」のホットコーヒーのセットをお願いしました。(1,650円)
座ったままで、この眺めが見られます
オーダーが重なったタイミングだったようで、コーヒーが運ばれてくるまで20分以上待ちましたが、この海を眺められるのですから、いくらでも待てますね。
カップがかわいいホットコーヒー
運ばれてきた「さちばるそば」は、こちらです。
さちばるそば
自社で栽培している小麦を使って麺を作り、奥武島(おうじま)の海ぶどうをトッピングしてあります。お肉のように見えるのはグルテンミートです。
温かい海ぶどう?と思いましたが、スッキリしたスープによく合います。麺は粒々が見えたので全粒粉なんだと思います。お肉は使っていませんが、満足度の高いひと品でした。小鉢のもずく酢は新鮮でとても歯ごたえが良かったです。
ジーマミー豆腐
ジーマミー豆腐です。ジーマミーとは地豆と書いて落花生のことです。みたらし団子のようなタレが掛けてあるので、デザート感覚で食べられます。
山の茶屋楽水へのアクセス
那覇方面より国道331号線南城市方面へ南下し、玉城へ入り「浜辺の茶屋」看板を右折して、道沿い左側にあります。
住所:沖縄県南城市玉城字玉城19-1
TEL:098-948-1227
営業時間:11:00~16:00(LO15:00)
定休日:水・木曜日・毎月第4日曜日
駐車場:有
仲村渠樋川と農村公園
新原(みーばる)ビーチに立ち寄った後で
新原ビーチ
仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)へ行きました。
仲村渠樋川
樋川(ひーじゃー)とは、湧き水に樋を付けたもののことです。沖縄は四方を海に囲まれた島にしては、比較的真水を得られやすかったのですが、水が貴重であることに変わりはないので、信仰の対象になっています。仲村渠樋川にも香炉がありました。
仲村渠集落の飲料水、洗濯、野菜洗い、水浴びなどの生活用水として利用されていました。今でも農業用水の水源として活用されています。
仲村渠樋川の五右衛門風呂
仲村渠樋川には、共同風呂がありました。男性用の「イキガガー」と女性用の「イナグガー」があったことがわかっています。五右衛門風呂付きの樋川は県内でもここだけです。
仲村渠樋川の向かいには農村公園があります。小さな公園ですが、ここからの眺めが素晴らしいのです。
農村公園からの眺め
南城市で一番の絶景ポイントだと思います。いつまでも見たくなる眺めです。
垣花樋川(かきのはなひーじゃー)
仲村渠樋川から少し歩いたところに、垣花樋川(かきのはなひーじゃー)があります。
この急な坂道を100mくらい降りると垣花樋川があります
この石畳の急な坂道を100メートル下ったところに「垣花樋川」があります。あまりに急な坂道なので、休憩のための石が2か所にあるくらいです。
垣花樋川
坂道を下っていくと開けたところに出ます。左側のうっそうと繁った林の中腹岩根から湧水が湧き出ています。幾筋も水が流れていて、とても豊かなこの水は簡易水道として地域の飲料水等の生活用水や農業用水として現役です。
垣花樋川
かつては左側上のイナグンカー(女の川)は女が使い、右側下のイキガンカー(男の川)は男が使っていました。その下流の浅い水たまりはンマミシガー(馬浴川)、全体をまとめてシチャンカー(下の川)と呼ばれ樋川から流れた水は下の田をうるおし、稲作が盛んでした。垣花村の人々はシチャンカーで水浴び、洗濯、野菜洗い、水汲みをしていたそうです。
透明度がとても高いです
こんな気持ちのいいところで、人々が集い文字通り”井戸端会議”が繰り広げられたのだろうなと妄想が広がりました。
湧き水が豊富なので、人々が集落を作ったのだろうなと想像できました。南城市が魅力的なところである理由のひとつかもしれませんね。何度でもお邪魔したくなる素敵なところです。
Yumixことユミが書いた南城市の記事です。あわせて読んでいただけたら嬉しいです。
南城市「尚巴志ハーフマラソン」を応援してきました
「尚巴志ハーフマラソン」が、3年ぶりに開催されると聞いたのは6月頃でした。友人知人が参加すると聞いたので、応援に行ってきました。3年ぶりのマラソンの再開は、多くの方の協力が合って実現したんだなぁとしみじみ感じました。様子を紹介します。
南城市「ユインチホテル南城」は海の見える快適な宿だった
南城市は見どころが満載なので、何度も訪れていますが、もっとゆっくり見たいと思ったので、友人と「ユインチホテル南城」に泊まってきました。これが至れり尽くせりの素敵なホテルだったのです。さっそく紹介します。
南城市お泊りツアー「コマカ島」は魚と泳げる無人島だった
南城市のホテルに泊まって、南城市を満喫することにしました。「ユインチホテル南城」に泊まろうとネットを検索してみると、「コマカ島へ行くプラン」があったので、こちらを申し込みました。コマカ島は、魚と泳げる無人島でした。くわしく紹介します。
南城市お泊りツアーグルメ編~もずくそば くんなとぅ~割烹常~
南城市お泊りツアーに行ってきました。お出かけプランで欠かせないのは、おいしいご飯ですね。紆余曲折ありましたが、「もずくそば くんなとぅ」と「割烹常」へ行ってきましたので、合わせてご紹介します。
南城市玉城「おきなわワールド」がリニューアルしました
「ガンガラーの谷」のガイドツアーの解散場所は「おきなわワールド」です。両方ゆっくり見ると時間がかかりますが、時間を調整して両方を回ることにしました。久しぶりに「おきなわワールド」に行きましたが、リニューアルしてキレイになっていました。さっそく紹介します。
南城市めぐり~「美らイチゴ」でいちご狩りと「Cafeやぶさち」と新原ビーチでリフレッシュしてきました
南城市にある「美らイチゴ」のいちご狩りが楽しかったので、3年連続でお邪魔してきました。「美らイチゴ」が快適な理由は、ビニールハウスなので天候に左右されない。イチゴが腰の高さなのでかがまなくて摘める。ビニールハウス内にシートが敷いてあるので汚れない。からです。友人と一緒に「美らイチゴ」→「Cafeやぶさち」→「新原ビーチ」と回ったので合わせて紹介します。
南城市めぐり~アジアンカフェ「くるくま」と知念岬公園へ行ってきました
南城市は那覇からも近く、路線バスでも行きやすいので度々訪れています。南城市でイチゴ狩りも楽しみましたが、こちらでは食事が出来なかったので、他でカフェと絶景を楽しむことにしました。Nバス娘に伺った、絶景カフェの「くるくま」とニライカナイ橋、知念岬公園へ行ってきました。
心穏やかに斎場御嶽(せいふぁうたき)を訪れよう
沖縄を紹介するガイドブックやネットに必ず紹介されている、斎場御嶽(せいふぁうたき)。気にはなっていましたが、行ったことがありませんでした。パワースポっとして人気ですが、なんとなく、いい加減な気持ちで訪れてはいけないのでは、と思っていたからです。ようやく、その時が来たと感じられたので訪れてみました。
Nバスで行く!南城市ひとり絶景カフェめぐりツアー~「OOLOO(オールー)」~新原ビーチ~浜辺の茶屋~
車の免許も持っていないユミですが、バスに乗ると沖縄のあちこちに行けることに、今更気が付きました。南城市にはNバスが走っていて、地域の方の日常の交通手段として使われていますし、遠方から訪れた人も快適に乗れます。私ものんびりとバスの旅を楽しんできました。絶景カフェと合わせてご紹介します。
南城市「ガンガラーの谷」は神秘の森。探検気分が味わえます
沖縄だけではないですが、その地が好きになるほど、単純に見るだけの観光スポットよりも、もっと深くかかわりたいと感じるようになります。南城市にある「ガンガラーの谷」は能動的に体験できるスポットです。私は2019年に訪れて、その神秘性に魅了されたので、21年の冬、22年の夏にもお邪魔してきました。
南城市佐敷「椰子並木(やしなみき)」は古民家で本格フレンチが楽しめます
友人と「ガンガラーの谷」のツアーに参加しようと那覇を出発しました。ガンガラーの谷では食事が出来ないので、ツアーに参加する前に友人オススメの南城市佐敷の「椰子並木(やしなみき)」でランチを食べようとお邪魔しました。「椰子並木」は古民家で本格フレンチが楽しめるお店でした。早速紹介します。
Nバスで行く!南城市ひとり絶景カフェめぐりツアー~「OOLOO(オールー)」~新原ビーチ~浜辺の茶屋~
車の免許も持っていないユミですが、バスに乗ると沖縄のあちこちに行けることに、今更気が付きました。南城市にはNバスが走っていて、地域の方の日常の交通手段として使われていますし、遠方から訪れた人も快適に乗れます。私ものんびりとバスの旅を楽しんできました。絶景カフェと合わせてご紹介します。